家庭画報の手土産 第14回(全28回) 美しく、そして美味しい手土産は、私たちにとって相手を大切に想う心を伝える必携アイテムです。この特集では家庭画報ゆかりの皆さまや、家庭画報編集部の「美味手帖」から選りすぐりのアイテムを、セレクトしたエピソードとともにご紹介します。
前回の記事はこちら>> 手土産上手の美味手帖より「私が今贈りたい、とっておき」
日頃から美味しい手土産を贈り贈られているみなさんが、虎の巻ともいえるご自分の美味手帖から、今贈りたい、とっておきの品々を教えてくださいました。
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後藤加寿子さん「とっておきの手土産」5品・
穐原かおるさん「とっておきの手土産」5品・
森下典子さん「とっておきの手土産」4品・
IKKOさんの「とっておきの手土産」5品コシノジュンコさん(デザイナー)22年間パリコレクションに参加。世界各地のファッションショーを通して国際的な文化交流に尽力。大阪・関西万博シニアアドバイザー、文化庁「日本博」企画委員。文化功労者、レジオン・ドヌール勲章受章。近著に『コシノジュンコ 56の大丈夫』(小社刊)。撮影/本誌・坂本正行ご挨拶の代わりに小粋な“プティ・カドー”を
デザイナーとして、長年世界を飛び回ってきたコシノジュンコさんは、海外のギフト文化にも通じています。
「ちょっとした手土産をフランスでは“プティ・カドー”というのよね。チョコレートなど、バッグからさっと出して、スマートに差し上げられるものが主流。お相手に気を遣わせないし、荷物にもならない、小粋なギフトです。ご挨拶の代わりにお渡しすれば、すぐに心が通じる。余計な言葉はいりません」。
コシノさんが食のギフトを贈る際、味と同じくらい大事にしているのが、タイミングとパッケージです。
「例えば、明日から1週間留守にするというときに生ものをいただいたら困りますよね? できる限り、お相手の状況を想像して判断すれば、喜んでいただけるタイミングに贈れると思います。また、美味しいという言葉には『美』という文字が含まれていますが、私にとっては包装紙や箱が美しいことも重要。第一印象を決めるのは見た目ですから。私自身、洒落たパッケージの贈り物をいただくと胸が高鳴ります」。コシノさんの味覚と審美眼にかなった4品をご紹介します。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 撮影/本誌・西山 航 スタイリング(背景)/阿部美恵 取材・文/清水千佳子 ※特集内でご紹介する商品の情報、価格は2022年9月7日現在のものです。 事情により内容が変わる場合がございます。 商品のお取り寄せをご利用時、別途送料がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。