タサン志麻さんのフランス風おせち 第8回(全10回) おせち料理を手作りし、お正月に家族で囲むことは、日本で古来続けられてきた大切な食文化です。一方、現代ではその姿が変わりつつあるのもまた事実。2023年のおせち料理特集は、連載でも人気のタサン志麻さんにご登場いただき、現代の嗜好に合わせた洋風のおせち料理のレシピをご紹介。この中から好みの料理を選んで手作りし、家族で迎える楽しいお正月にお役立てください。
前回の記事はこちら>> 毎年クリスマスを盛大に祝い、お正月はふだん通り過ごすタサン家。今年は初めてきもの姿で食卓を囲んで。「アニメの主人公みたい」とはしゃぐ真之介くん5歳、正太郎くん3歳、ご機嫌な燦(さん)ちゃん1歳をにこやかに見守る志麻さんと、夫のロマンさん。黒の正角盆、朱と黒の丸盆/漆器 山田平安堂 グラス、ガラスの徳利、猪口/スガハラショップ青山 鶏肉と野菜のブレゼのプレート/チェリーテラス・代官山 テーブルクロス/アクセル ジャパン 男の子2人のきもの/浅見縁起のよい食材を使った一品で運気アップ
詳しいレシピは次のページでご紹介します>>家族や友人とお正月に食卓を囲んで、食材が持つ意味合いを知り、験を担ぐこともおせち料理の楽しみ。定番素材を使い、健康、長寿、子孫繁栄、学業成就など、さまざまな願いが込められるようアレンジメニューを考えていただきました。
手をかけすぎずに、電子レンジや市販品を上手に取り入れながら手軽に作れるものばかり。
「伝統にとらわれすぎて作ることが負担になったり、家族の好みからかけ離れたりしては本末転倒です。気負わず料理を作り続けることも食文化を守ることではないでしょうか」。
志麻さんの「食事の時間が楽しいものでありますように」という思いも込められたフレンチスタイルのお正月料理で、今年は福を呼び込んでみてはいかがでしょうか。
かわいいお口を開ける燦ちゃんに、鯛のレモンハーブマリネを食べさせてあげる志麻さん。2人のお兄ちゃんがおいしそうに食べていると、燦ちゃんの食欲も旺盛に。