雑誌『家庭画報』編集部で入社以来料理班在籍四半世紀のパンダ社長が、厳しい目で選んだとっておきの「おいしいお取り寄せ」を熱狂的にお勧めするコラムです。
一覧はこちら>>2023年がいい年になるよう、願いをこめて。縁起を担いで食べましょう
いよいよ2023年の始まりです。今年もいい年にしたいと誰もが願っているはずです。年初にいただくおせち料理は縁起の良い食品のオンパレード。「喜ぶ」の昆布巻き、五穀豊穣を願う田作り、邪気払いとマメに働けるようにとの黒豆、金運を呼ぶきんとん。子孫繁栄を願う数の子などなど。でも、そろそろおせち料理にも飽きてきたところ。おせちのほかにもさらなる縁起を呼び込むおいしいお取り寄せをご紹介します。
幸先の良いスタートを切りたい! 茶柱が立つお茶「茶三代一の出雲茶柱縁起茶」をどうぞ
昔からお茶の茶柱が立つと吉事の前触れといわれてきました。茶柱と粉末緑茶の入ったカプセルを割り、中身を湯のみに入れてお湯を注ぐだけでOK。粉末緑茶は国産茶葉を使用したすっきりした味わい。茶の湯が盛んな島根の老舗ならではのこだわりの逸品です。新年の来客に、あるいはお祝い事の贈り物にも最適です。
北海道産小豆の力で厄除け!? 「厄除けぜんざい」
古来、小豆の赤い色が福をもたらすといわれ、邪気を払い、厄を除けてくれる力があるとされてきました。厄年にぜんざいをふるまうことで徳を積み、厄を払うともされます。関西地方を中心に節分には厄除けぜんざいを配る風習もあります。
ご紹介する厄除けぜんざいは、赤い紙に「厄除招福」と書いてある美しい札をつけた包み紙にくるまれています。小豆の風味を最大限に引き出し、砂糖と塩だけで炊き上げたおいしいぜんざいです。
「望仙 駿河湾産桜えび・しらすの紅白かき揚げ」の桜えびとしらすの紅白かき揚げでおめでたい丼を
紅白は「おめでたい」ことの象徴。由来は諸説あるようで日本人の「ハレとケ」(特別な日と日常)の意識からきているというものがそのひとつ。ハレはお正月や雛祭りといった節句、冠婚葬祭や七五三、成人式といった行事などの特別な日、ケは普段の日のこと。このハレの日は赤飯や餅をふるまう風習があり、そこから紅白はおめでたいという概念が紐づけられたそうです。
また、中国からの輸入品を縛る縄が赤と白だったことから、贈答品に赤白の紐をかけるようになり(水引の起源とか)、縁起の良いものと結びついたという説も。駿河湾産桜えびと生食用のしらすを職人がひとつひとつ丁寧に揚げたサクサクのかき揚げは、レンジでチンするだけの手軽さ。かき揚げ丼にしたり、そばやうどんにのせるなど使い勝手がいいのも魅力です。天つゆ付きで便利。全国の商工会主催のコンテストで審査員特別賞受賞の太鼓判です!
中澤パンダ社長
月刊誌『家庭画報』編集部の料理班を率いること約20年。おいしいものを食べることと、人に勧めることが人生最大の喜び。現在、「家庭画報ショッピングサロン」の運営会社の代表取締役社長。