「ビスクやパイ包みなどは、フランス料理人として伝え続けるべき味」という「ソンブルイユ」の若月稔章シェフの言葉に濱野昌子さんも大きくうなずく(詳しくは『家庭画報』2023年3月号58ページ、または2023年2月27日配信予定の特集第7回で紹介)。大切な日に、大切な人と。忘れられない思い出を
「ソンブルイユ」の開放感溢れるメインダイニング。中庭に咲く季節の花々が、特別な日を華やかに盛り上げる(詳しくは『家庭画報』2023年3月号58ページ、または2023年2月27日配信予定の特集第7回で紹介)。食事を共にすることは、人との親密度を高め、絆を深めます。どんなに忙しくても、いや忙しいからこそ、節目節目で家族や友人同士がきちんと集まり、お互いの顔を見ながら、語らい合うことは、人生において何より大切なことです。
その集いに潤いを与えてくれるのが、とっておきの美味とそれを供するレストラン。今回、家庭画報ゆかりの著名人、著者のかたがたに「特別な思い出がある」あるいは「特別な日に訪ねたい」レストランを挙げていただき、一緒に訪ねました。
世界で最も多彩な美食体験ができる日本において、今、大切なかたがたと訪ねたい“最高レストラン”とはいったいどこなのか──その答えは、新旧、和洋中の垣根を越えて、結果的に現在国内の最高といわれるレストランの揃い踏みとなりました。
人生いろいろ、美食もいろいろ──66軒の美味と66通りの物語へご案内します。