深煎りながらも柔らかな風味は日本茶の代わりに
最近軽井沢に新しく教室を作られたという、料理家の藤田貴子さん。
「立礼スタイルの“お茶ごっこ”や、食事やお酒とともに落語などを愉しむ『和サロン』を開催するため、新居も和のしつらいにしました。そんな空間の中で飲みたい味わいです」と微笑むのが、「丸山珈琲」の丸山健太郎氏が軽井沢をイメージしてブレンドした、「星のや軽井沢」限定のコーヒーです。
「この季節の軽井沢は銀世界。白い雪と黒い木々の静かな世界に似合うコーヒーだと思います」と藤田さん。あっさり煮た花豆にマスカルポーネチーズを添えて。「甘すぎない大人向けのお菓子と楽しみたいですね」。落ち着きある山々の風景と緩やかに流れる時間を表現したというブレンドは、やや深煎りで、ダークチョコの風味が特徴。
「苦みは強すぎず、柔らかで飲みやすいです。和食の後に日本茶の代わりとしていただくのもよさそう」。
洋菓子はもちろん、主菓子やあっさりした塩羊羹などにも合うとか。
豆のままと、中挽きの2種類がある。丸山珈琲 星のやオリジナルブレンド 200g 1490円/星のや軽井沢「日常でもおもてなしでも欠かせないコーヒーは手土産にもぴったり。お客さまが多いお宅にお持ちしたいですね」。
藤田貴子(ふじた・たかこ)さん
2004年「日本料理 藤田」設立。自然の中で衣食住の根本に立ち返るため軽井沢へ移り、料理教室と和サロンを開講。軽井沢の時間の流れに沿う和サロンを目指す。メディアを通して日本料理や和の文化を紹介、地域社会の文化推進にも注力する。 表示価格はすべて税込みです。
撮影/本誌・西山 航(静物)
『家庭画報』2023年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。