徳川家康の秘密 第21回(全26回) 東海道で結ばれる出世の道を巡りながら、人間・徳川家康の実像と、意外に知られていない現在の日本人と家康との関係に迫ります。
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独自の食文化や、茶の湯文化が発展してきた名古屋には、ここにしかない「名物料理」を味わえる風情ある老舗や、手土産にもぴったりの和菓子屋が揃っています。名古屋を愛する7名の“名古屋人”に美味処を教わりました。
●教えていただいた方徳川義崇(よしたか)さん(尾張徳川家第22代当主・徳川美術館館長)
早川久右衛門さん(カクキュー社長)
クリス・グレンさん(ラジオDJ)
土方邦裕さん(愛知ドビー社長)
長屋良行さん(作家・広告代理店勤務)
有森聡美さん(作詞家)
村上佳菜子さん(プロフィギュアスケーター)梅花堂(末盛通)
有森聡美さん(作詞家)推薦
クリス・グレンさん推薦もっちり、ほくほく。さつまいもを味わう名古屋銘菓
愛知を中心とした東海地方の郷土菓子「鬼まんじゅう」。材料はさつまいも、小麦粉、砂糖とシンプルで、それだけに店ごとの個性が際立ちます。
覚王山の老舗「梅花堂」の鬼まんじゅうは、四国産や九州産のほくほくしたタイプのさつまいもがぎっしり入り、まるでいもそのものを食べているかのよう。せいろで蒸し上げた素朴な味わいに、もう一つ、と手が伸びてしまいます。
「裏切らない昔ながらの味」(有森さん)。「もちもちした自然な甘さの生地に、さつまいもがごろごろ入っています」(グレンさん)。昼過ぎに売り切れることもある人気商品のため、予約がおすすめ。
隠れた人気商品である「花見だんご」。米粉で作った優しい甘さの団子はファンも多数。 撮影/大泉省吾
『家庭画報』2023年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。