新「軽井沢」で楽しむ夏 第12回(全25回) 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
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軽井沢から、少し足を伸ばして小諸まで。散歩のおともにも、手土産探しにもおすすめの話題の新店3軒を巡ります。
・保時鳥(小諸)
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沢村ロースタリー 軽井沢(旧軽井沢)・ラ パティスリー タカヒロ タカヒロ(長倉)(8月3日公開予定)
保時鳥(ホトトギス)(小諸)
日替わりのタルティーヌ(580円)。カンパーニュの食べ方のヒントとして、店頭に並ぶ。小諸発!100パーセント信州の薪焼きパン
旧街道の面影を色濃く残す小諸の与良町エリア。築100年超えの古民家が薪焼きベーカリーに生まれ変わったのは2023年春のことでした。店主の平井保子さんは首都圏でパン職人として活躍したベテラン。お母さまの故郷に近く、幼い頃から親しみのあった小諸でのパン作りにあたり、素材はすべて信州産を探しました。
「うまみの深い地の小麦粉、摘みたてのホップやぶどうを加えたオリジナルの天然酵母。カンパーニュ、食パン、スコーンとそれぞれ粉や酵母、組み合わせを変えています。焼きたて当日、翌日と味わいの変化もお楽しみくださいね」。
右から「浅間山カンパーニュ」(ホールサイズ1750円)、「スコーン」(410円)、「小諸食パン」(1斤1470円)。店内に設けたフランス式窯に薪をくべ、日々パンを焼く平井保子さん。 Information
保時鳥(ホトトギス)
長野県小諸市与良町5-1-11
営業時間 | 12時~16時 |
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定休日 | 月曜~木曜・日曜定休 |
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撮影/本誌・坂本正行 取材・文/露木朋子 ※表示されている料理は状況によってメニューや盛りつけが異なる場合があります。また、店の営業時間、定休日は時期により異なる場合があります。
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。