新「軽井沢」で楽しむ夏 第15回(全25回) 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
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軽井沢と小諸に誕生した新スポット。森を生かした設計や、八ヶ岳や浅間山を望むテラスなど、軽井沢の自然も満喫できます。
・軽井沢コモングラウンズ(中軽井沢)
・スタラス小諸(小諸)(8月7日公開予定)
軽井沢コモングラウンズ(中軽井沢)
大学の寄宿舎だった建物の構造を生かして、自然に溶け合うよう増築、改修された。お散歩にお茶に朝食に。デイリーな楽しみがいっぱい
1・2ヘクタールの森の中には、書店とカフェ、コワーキングスペースのある建物を中心に、飲食店やデリカテッセン、プリスクールが点在しています。この春にオープンした「軽井沢コモングラウンズ」は、地元密着型の複合施設。森林浴の気分を味わいながらお茶や軽食が楽しめるとあって、早くも地元のかたや別荘族がリピーターとして訪れ、賑わいを見せています。
各建造物に太陽光パネルをつけるなど持続可能なエネルギーの活用にも注力。多彩な見地から歴史ある軽井沢の未来を考え、地域の交流をはぐくむ新たなコミュニティスポットの誕生です。
栃木県那須塩原の人気コーヒー店が「軽井沢書店」内に出店。すっきりときれいな後味のコーヒー(400円~)をスコーンサンド(500円)と一緒に召し上がれ。書店には、生涯学習をテーマにした幅広い分野の書籍や雑貨も並ぶ。軽井沢書店 中軽井沢店TEL:0267(46)8590 (営)9時~19時
SHOZO COFFEE(ショウゾウコーヒー)KARUIZAWA(カルイザワ)TEL:0267(41)6886 (営)9時~17時
PUBLIC(パブリック)食堂
「軽井沢の朝の気持ちよさを分かち合いたくて、朝食メニューを充実させました」とフードディレクターの川上ミホさん。手前から「アメリカンブレックファースト」、「クイーンアボカドトースト」(ともにドリンク付き1300円)などボリュームもたっぷり。
TEL:0267(41)0240 (営)7時30分~14時30分(LO)
軽井沢いぶる 中軽井沢店
軽井沢の工房で冷たい煙にいぶされた調味料やナッツ、肉類がずらり。低温で燻製にすると香りがプラスされるだけではなく、素材のうまみも引き出されるといいます。週末はソフトクリームも。燻製チーズ・黒胡椒(右)、燻製キャラメルナッツ(各500円)。
TEL:0267(41)6677 (営)10時~18時
RK(アールケイ) DAYS(デイズ)
ヴィーガンレストランやドーナツショップなど軽井沢各地で人気店を手がける「RK」ブランド。こちらは、「ちょっとだけ贅沢したい」ときにぴったりなデリカテッセンやライフスタイルグッズが充実。ランチボックス(スタンダード)1300円~。
TEL:0267(41)0601 (営)10時~19時
Information
軽井沢コモングラウンズ
長野県北佐久郡軽井沢町長倉1690-1
撮影/大泉省吾 取材・文/露木朋子 ※表示されている料理は状況によってメニューや盛りつけが異なる場合があります。また、店の営業時間、定休日は時期により異なる場合があります。
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。