新「軽井沢」で楽しむ夏 第16回(全25回) 古くから、文化人、芸術家、財界・学会などの知識人に愛され続けたこの地では、住民の見識・美意識が高く、“本物”しか残らない文化があるといわれます。本物の軽井沢文化を担う住み手の暮らしを追いながら、名門避暑地たる所以を探りました。
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軽井沢と小諸に誕生した新スポット。森を生かした設計や、八ヶ岳や浅間山を望むテラスなど、軽井沢の自然も満喫できます。
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軽井沢コモングラウンズ(中軽井沢)スタラス小諸(小諸)
小諸の景色を眼下に望み、浅間山に見守られる「グロワーズキッチン」のテラスで、香ばしい「海老とブロッコリーのバジルピザ」(1700円)を。小諸の最新アドレスで絶景も美味も満喫
レストランのテラスに座れば、目の前に広がるのは八ヶ岳の連なり。おなじみの浅間山は、左手にその横顔を見せます。小諸市の北部・飯綱山公園の一角にこの春開業した新スポットは、その眺望の素晴らしさからも軽井沢っ子の間で熱い話題を呼んでいます。
雄大な景色を誇るレストラン棟と最新設備が設けられたワイナリー棟から成るこの施設は、「農家とのつながり」も一つのテーマです。レストランで供されているのは、自家農園で収穫された新鮮野菜。そしてワイナリーでは、地元の耕作放棄地を活用したぶどう作りに取り組んでいます。
この秋にはレストランで、ワイナリーのファーストリリースのワインとお料理を楽しめる機会もありそう。同じ敷地にある小諸高原美術館と合わせて、高原の休日をのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
ワイナリー醸造長の小船睦巳さん。醸造所はワイナリー・ショップに隣接している。飯綱山公園には、小諸高原美術館やドッグラン、キッズパークなども。「グロワーズキッチン」のアラカルトではとれたて野菜をふんだんに使ったメニューがたっぷり。グロワーズキッチンTEL:0267(31)5622
(営)9時~21時(土曜・日曜・祝日は8時~)
Komorokko(コモロッコ)Farm(ファーム)&Winery(ワイナリー)TEL:0267(41)0042
(営)10~18時(ショップ)
Information
STARRACE(スタラス)KOMORO(コモロ)
長野県小諸市諸東房151-1
撮影/大泉省吾 取材・文/露木朋子 ※表示されている料理は状況によってメニューや盛りつけが異なる場合があります。また、店の営業時間、定休日は時期により異なる場合があります。
『家庭画報』2023年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。