毎月22日は「カニカマの日」。漢数字の「二二」がかにのハサミの形状に似ているからとか。ただし、本物のかにに敬意を払い、6月22日の「かにの日」は除いているのだそうです。元祖カニカマメーカーのスギヨさんが登録しました。
かにの食感と味わいを手軽に楽しめるこのかにかまは、幅広い料理に活用されています。料理研究家・重信初江さんにも思い出のかにかまレシピがあるそうで、かにかまを入れた茶碗蒸しが母の味だったとか。本レシピは、電子レンジ加熱で作るお手軽バージョンですが、電子レンジだと“す”が入りやすいので、こまめにチェックするのがポイントです。器によって火の入り具合に差が出るので、2分加熱したら1回混ぜて具材の位置を整え、あとは約20秒ずつ加熱し、様子を見ながら調節してくださいね。重信さんの著書『ぜんぶ卵レシピ』より。
【材料 2人分】
・卵 1個
・鶏むね肉(小さく切る) 50g(約1/4枚分)
・しょうゆ 少々
・かに風味かまぼこ(斜め半分に切る) 4本分
・しいたけ(4等分に切る) 1枚分
・A [だし汁※ 180cc/しょうゆ 小さじ1/2/塩 小さじ1/4/みりん 大さじ1]
・三つ葉の葉 適量
※水1カップにかつお節10gでとっただしを使用。顆粒だしでもOK。
【作り方】
1:鶏肉にしょうゆをからめる。
2:器2個に1の鶏肉とかに風味かまぼこ、しいたけを等分に入れる。
3:ボウルにAを入れて混ぜ、卵を割り入れる。全体に溶き混ぜ、茶こしでこして、2の器に注ぎ入れる。
4:アルミ箔の中央に人差し指で穴を開けてふたを作り、器にかぶせて電子レンジで3~5分加熱する。固まったら約3分おき、余熱で中まで火を通す。
5:ふたをはずし、三つ葉をのせる。
どのご家庭の冷蔵庫にも入っている身近な食材「卵」を使った、アイデアあふれる61品をご紹介。得意ジャンルの幅広い料理研究家・重信初江さんが、和・洋・中・エスニックと、バリエーション豊かに教えてくれるので、毎日作っても飽きません! T・K・G(卵かけご飯)バリエーションや煮卵などの作りおき、目玉焼きや温泉卵などの基本料理など充実の内容。かばんにもすっぽり入る新書サイズも特徴です。
重信初江(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織