【ジェラテリア アクオリーナ】(東京・祐天寺)
リコッタチーズとアプリコットソースの「トルタ・アルビコッカ」と、ペルー産のカカオを使った「アマゾンカカオ」。大人も大満足のクオリティ!本場イタリアの味に出合えるジェラテリア
「ジェラートとアイスクリームの違いは何?」と改めて聞かれると、意外と答えに詰まってしまうかもしれません。
ジェラートはイタリア発祥の氷菓ですが、乳脂肪分が控えめでヘルシーなのが特色。その分、フルーツやミルクなどの素材の味をシンプルに味わえます。
イタリアのジェラート屋さんは何軒?
イタリアには、約1万5000ものジェラテリア(ジェラート専門店)があるといわれています。特に盛んなのは、ローマをはじめとする南イタリア。夏になると、深夜の1時や2時までお店を開き、のんびりとジェラートを味わって夜を締めくくるのがイタリア流のようです。
定番の「フレッシュミルク」、「ピスタチオ」にこの夏一押しの「プラム」をあわせて。2種(カップ)620円、3種(カップ)670円、コーンは+40円。イタリア仕込みの職人技が光る
ご紹介する「ジェラテリア アクオリーナ」も、本場の味とスタイルを踏襲した、実力派のジェラテリア。店主の茂垣綾介さんは、料理の修業でイタリアに渡ったところ、ジェラートの面白さにすっかり魅せられ、帰国後2012年にお店をオープンしました。
「ジェラートはシンプルだからこそ、素材や作り手次第で、まったくの別物になるのです」と話す、茂垣さん。自身で食材の状態を見て、配合や練り具合、すべてを厳密に毎回調整します。ジェラートを練り上げる機械も、ジェラートを保管するディスプレイの蓋付きケースももちろん本場イタリア製。
お酒がお好きな方におすすめの、マルサラ酒を使った「ザバイオーネ」と、ローストアーモンドとはちみつの「マンドルラート」。あっと驚く滑らかさ!
そんな茂垣さんが作るジェラートは、ひとさじ口にすると、あっと驚くほどの滑らかさ!空気を含んでふんわりとして、絹のように滑らか。素材の味を華やかに開かせながらするりと溶けていく食感は、本場で研鑽を積み、ストイックに味を追求し続ける茂垣さんならではのおいしさです。
ジェラートについて、ひとつひとつ丁寧に教えてくれる店主の茂垣綾介さん。この夏一押しは「プラム」
その日にベストな状態の食材を使うため、メニューは固定せず、日替わりで10種前後用意されます。夏におすすめのフレーバーのひとつが、プラム。定番のフレッシュミルクやピスタチオと組み合わせれば、プラムの甘酢っぱさとミルクやピスタチオのこくのバランスに、スプーンが止まりません。
静かな通りに面したお店の店内は、木製のインテリアを基調としたくつろげる雰囲気。夜23時まで営業しているので、本場イタリアにならって、ディナーの後にゆっくりとデザートタイムを楽しむのも一興です。
Information
ジェラテリア アクオリーナ
東京都目黒区五本木1-11-10
この夏女性同士で訪ねたい、大人のための「涼スイーツ」のお店
価格はすべて税込みです。状況によって食材や盛りつけなど、一部内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。 撮影/西山 航(世界文化社)