ふたりで愉しむ日本橋の贅 第5回(全7回)モノ・コトにこだわる男性エグゼクティブに向けたライフスタイル誌『MEN’S EX』。オリンピックから半世紀、新たな街並みを形作る日本橋の新旧スポットを『MEN’S EX』ならではの目線で家庭画報の読者の方、そしてそのパートナーの皆様にご紹介します。ぜひ、おふたりで日本橋の今を訪ね歩いてください。
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夫婦水入らずの日本橋ディナー
たまには仕事を早く切り上げ、平日の夜を夫婦の時間に。いつもよりお洒落をして、あえて「待ち合わせ」して出かけてみる。そんな恋人時代のような夫婦デートを愉しむのに、日本橋は最適の街。アフターファイブに夫婦で過ごしたい、おすすめスポットをご紹介します。
「LA BONNE TABLE」
目の前で供される信頼の味
男性:ジャケット27万円、パンツ7万1000円、ニットポロ7万1000円、チーフ1万5000円、靴8万2000円/以上ダンヒル(ダンヒル) 女性:ニット15万5000円、スカート20万円、スカーフ1万7000円、靴9万5000円/サルヴァトーレ フェラガモ(フェラガモ・ジャパン)仏語で「美しい食卓」の意味を店名に持つフレンチレストラン。西麻布の名店「レフェルヴェソンス」でスーシェフを務めた中村和成シェフが、季節の食材にこだわった安心で美味なお料理を届けます。
LA BONNE TABLE 東京都中央区日本橋室町2-3-1COREDO室町2 1F TEL:03-3277-6055 営業時間:ランチ11時30分~15時(13時30分LO)/ディナー18時~23時(21時30分LO) 不定休「金子半之助 日本橋本店」
リラックススタイルで愉しむ路地裏の名店
日本橋に本店を構える天丼専門店。独特の店名は、創業者である金子真也さんの祖父であり、和食界の重鎮だった金子半之助に由来しています。
天ぷら職人としても高名だった祖父のレシピ集「閻魔帳」に書かれた秘伝の江戸前の丼たれを忠実に再現し、「粋で豪快で手頃な天丼を」という半之助の想いを伝える一杯は、行列に並んでも食べたい絶品として人気を博しています。
ボリューム満点のメニューを1000円以下でカジュアルに愉しめる名店です。
メニューは「江戸前天丼」(980円)のみで、毎朝仕入れる新鮮な穴子、海老、烏賊を高温で揚げて豪快に盛り付けた、見た目にもボリューム満点な逸品。胡麻油で揚げた香ばしい江戸前天ぷらはもちろん、秘伝の丼たれとトロトロの半熟玉子が絡まったご飯もたまらない美味しさ。金子半之助 日本橋本店 東京都中央区日本橋室町1-11-15 TEL:03-3243-0707 営業時間:月~金11時~21時30分(LO) 土・日・祝日10時~20時30分(LO)※ラストオーダー早まる可能性あり 定休日:年末年始、不定休 「室町 砂場」
品を纏って出かける天ざる発祥の老舗蕎麦屋
5代目がのれんを守る、明治2年(1869年)から続く蕎麦屋。「天ざる」、「天もり」発祥の店としても有名です。青柳の小柱と芝海老のかき揚げを予め浸した温かいつけ汁に、蕎麦をくぐらせる食し方は、天ぷら蕎麦を暑い夏でも美味しく食べられるようにと同店が考案したもの。
粒子の細かい更科粉で打ったざる蕎麦は、ほのかな香りと甘みがあり、そののど越しは絹のよう。蕎麦通が足繁く通うこだわりの蕎麦を、ぜひご堪能ください。
日本橋室町の路地にのれんを掲げる、風格ある店構え。純和風の落ち着いた店内は、坪庭を眺めながら蕎麦を愉しめる1階の窓際の席が特等席。元祖「天ざる」(1600円)は一度は食べたい逸品です。室町 砂場 東京都中央区日本橋室町4-1-13 TEL:03-3241-4038 営業時間:平日11時30分~20時30分(LO) 土曜日11時30分~15時30分(LO) 定休日:日曜・祝日