北欧を代表する美味といえばサーモン。
近年は冷凍ではなくチルドの状態で輸入されたものが手に入りやすくなり、より上質で身近な食材として家庭の食卓で親しまれています。
さまざまな調理法があるなかでも「サーモンマリネ」は幅広くアレンジしやすい万能メニューですが、魅力はそれだけではありません。
「マリネはうまみを引き出すための料理です。塩分を入れて脱水する過程で独特の臭みが抜け、均一にうまみが凝縮されるのです」と宮澤奈々さん。
宮澤奈々さん教えていただいたレシピは、保存性よりもおいしさを最優先にした、程よい塩分でのマリネです。
サーモンマリネを囲むおもてなしは、テーブルコーディネートもノルディックスタイルで。
「北欧はいつかゆっくり旅したい場所。温かなパステルカラーに心惹かれています」と宮澤さん。
甘くなりすぎないよう、グレーがかった色味の器やグラスを挿し色に。キャンドルに火を灯し、秋の夜長を楽しむひとときのスタートです。
グラスから覗く層状の盛りつけもユニーク「ヨーロッパのお総菜屋さんでもおなじみのライスサラダをイメージして作りました。おしのぎでも、食事の締めくくりでも。グラス側面から覗く楽しい景色を意識して盛りつけました」