家庭画報のレジェンド・レシピ 「感動パスタ」をわが家で 第22回(全24回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は本誌ゆかりのイタリア料理のシェフたちが、ご家庭での「パスタ」をワンランクアップする技やアイディアを伝授。いつもとはひと味もふた味も違う、"感動の味"をお試しください。
前回の記事はこちら 魚介を愛するシェフたちの
冷たいパスタ競演
お好みの魚介類にひと手間加えて
依田 隆さん(イルマーレ)
暑い夏の日に嬉しい冷たいパスタ。思い立ったときにさっと作れるよう、お刺し身用の魚介類など、手に入れやすい食材でのレシピを習いました。
依田 隆さん
(よだ・たかし)都内のイタリア料理店で修業後、イタリアを巡る。その後、活躍の場を小田原へ移す。「リストランテ・ヒロ マーレ」を経て2006年オーナーシェフとして「イルマーレ」をオープン。現在地元の漁師や農家とコミュニケーションをとりながら、独自の小田原イタリアンを展開する。
イルマーレ神奈川県小田原市早川1-11-6
PORT SIDE K-II 1階
電話 0465(24)1510
※2004年6月号「魚介たっぷりイタリアン」より。
トマトと魚のうまみを
ショートパスタにからめて
魚介とトマトのフジッリ
【材料・2人分と作り方】
(1)フルーツトマト5個をくし形に切り、塩小さじ1/2、EVオリーブオイル大さじ4、にんにくのすりおろし少々、バジルのせん切り1枚分と混ぜて20分おき、トマトのマリネを作る。ルーコラ30g、EVオリーブオイル小さじ4、塩ひとつまみをミキサーにかけて、ソースを作る。
(2)帆立貝柱4個をEVオリーブオイル適量でソテーし、両面に焼き色をつける。海老4尾をさっとゆでて殻を外す。いか2はいを一口大に切ってさっとゆでる。
(3)1%の塩水を沸かしてフジッリ40gをゆでて(袋の表示時間より少し長め)氷水でしめ、水気をきる。
(4)器に(3)のフジッリを盛り、(1)のフルーツトマトと(2)の魚介をのせる。その上から(1)のマリネ液とソースをかける。
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撮影/大泉省吾 イラスト/金子ともこ
※レシピは、掲載時の材料と作り方を基本としています。
※ご紹介した料理はあくまで家庭で作るために考案したものであり、料理店ではオーダーできません。
※各レストランの営業については、お店に直接お問い合わせください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。