料理・文/大原千鶴
京都の家庭料理にあんかけはかかせません。肉団子も海老芋もあんでとじなくても成立する料理。でも冬にいただくなら断然あんかけにしたほうがいいですね。片栗粉も葛粉も、ぐらぐらに沸いたところに入れるとだまになりやすいのでご注意を。とろみ加減はお好みでどうぞ。
(前回のレシピ「みたらし団子」はこちら)肉団子と根菜の甘酢あんかけ
【材料 2人分】
・A【豚ひき肉…200グラム 卵…1個 玉ねぎのみじん切り…50グラム しょうがのみじん切り…小さじ1 塩…小さじ1/6 片栗粉…大さじ1】
・ごぼう…1/2本(40グラム)
・れんこん…80グラム
・にんじん…40グラム
・ゆでたブロッコリー…適量
・片栗粉、サラダ油…各適量
・甘酢あん【だし…120ml 砂糖、薄口醬油、米酢…各大さじ2 片栗粉…大さじ1】
【作り方】
(1)ごぼうはすりこ木で叩いて長細く割き、10センチ長さに切る。れんこんは皮をむいて1センチ幅に切り、にんじんは皮をむいて縦の薄切りにする。
(2)ボウルにAの材料をすべて入れて粘りが出るまでよく混ぜ、8等分にして丸める。
(3)サラダ油で(1)の野菜をじっくり火を通すように素揚げする。野菜を取り出した後、(2)の肉団子に片栗粉を薄くつけて170度の油で揚げる。
(4)鍋に甘酢あんの材料を入れて混ぜ、火にかけ混ぜながらとろみをつける。
(5)器に(3)の野菜と肉団子、ブロッコリーを盛り合わせ、上から(4)のあんをかける。
料理・文/大原千鶴 撮影/鈴木一彦
「家庭画報」2019年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。