「夏のご馳走冷たい麺」第4回(全7回)暑い夏にいただきい、絶品の冷製麺のレシピを、気鋭のシェフ直伝のテクニックとともに、ご紹介します。手軽に作れるものから、パーティの主役になる豪華なひと皿まで、夏の食卓を彩る、見た目も涼やかなご馳走を、どうぞ召し上がれ。今回は暑い夏を乗りきるボリュームたっぷりな肉の冷たい麺をご紹介。
前回の記事はこちら>> 【中国料理】
教える人
西岡英俊(にしおか・ひでとし)さん/レンゲ中国料理の名店「シェフス」で培った上海料理をベースに、その柔軟な感性から生まれるモダンな料理の数々は、黒トリュフの炒飯など中国料理の枠を超えた多彩なアプローチが魅力です。
暑い夏を乗りきるボリュームたっぷり肉の麺
今回、西岡英俊さんに習ったのは、冷やし中華とはひと味違うオリジナリティのある中華風冷やし麺の数々。
「冷たい麺といっても、あえ麺、つけ麺、汁麺とさまざま。つけ麺なら太め、あえ麺ならやや細めと食べ方や具によって麺の太さを変えるとバランスよく楽しめます」。
冷やし坦々麺はあえ麺タイプながら、ピリ辛の四川だれや肉味噌などパンチの利いた具であえるため、中太の麺を合わせます。
一方、さっぱりとしたエスニック風のスープ麺には優しい口あたりのフォーを。
ボリュームたっぷりの台湾風具だくさんスープには台湾の麺線をイメージしたそうめんを使って、具との一体感を図っています。
いずれも具の主役は肉ですが、野菜もたっぷりと付け合わせました。