薄切りと厚切り。それぞれの風味と食感を楽しんで〔ハムのブーケ〕薄切りのハムを花びらに見立てて、ブーケのような盛りつけに。ひだを寄せたハムは楊枝で留めているので、気軽につまんでいただけます。一方で、思う存分厚切りでいただけるのもかたまり肉のハムならでは。ほんのり温めてお出しします。「手づくりのハムは、保存というよりもお肉をよりおいしくいただくための調理法の1つです」と話す宮澤奈々さん。
香味野菜やスパイスを含む下ごしらえの液に漬けること4日間。でき上がりまで時間はかかりますが、しっとり柔らかな豚肉の食感は、まさしく「時間がもたらす贈り物」です。
「塩分は控えめにしていますので、保存は2〜3日とハムにしては短めですが、その分、お好みのソースを添えたり、料理のアレンジがしやすいと思います」と宮澤さん。
宮澤奈々さんまた、手づくりハムのもう1つの醍醐味は、かたまり肉であること。薄切り、厚切り、角切り......切り方1つで食感や味わいの違いを楽しめ、さらに盛りつけやプレゼンテーションのアイディアも自在に広がります。
今回は、シックなバーで過ごす、冬の夜をイメージしてコーディネート。
ウィスキーなどのハードリカーはもちろんのこと、濃いめにいれた香り高い紅茶にも寄り添う、とっておきのおつまみにも優しい味のハムは大活躍します。