家庭画報のレジェンド・レシピ 「感動パスタ」をわが家で 第13回(全24回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は本誌ゆかりのイタリア料理のシェフたちが、ご家庭での「パスタ」をワンランクアップする技やアイディアを伝授。いつもとはひと味もふた味も違う、"感動の味"をお試しください。
前回の記事はこちら 夏野菜や魚介類のうまみたっぷり
旬を楽しむ“夏パスタ”
和歌山の菜園発
“酸味”と“野菜の力”が調和する爽やかパスタ
野菜やフルーツの宝庫、和歌山ならではの夏向きのパスタを考案してくれた「ヴィラ アイーダ」の小林寛司シェフ。“さっぱりと冷たく”をテーマに、旬の食材を柑橘の酸味で引き立てた冷製パスタを教えていただきました。
「パスタをゆでる時に加える塩分で、ソースや具の味つけにほとんど塩を使わなくても味が決まります。冷製にする場合は流水で冷やし、よく水気をきることがポイントです」
小林寛司さん
(こばやし・かんじ)年間100種類以上の野菜を育てながら、和歌山の自然や季節のうつろいを感じる料理を届けている。独創的な調理法は料理人からも注目を集める。
ヴィラ アイーダ和歌山県岩出市川尻71-5
http://villa-aida.jp/※2011年8月号「夏に食べたい爽やかパスタ」より。
フルーティなパスタにみょうがの香りが合う
ぶどうの冷製スパゲッティ
【材料・2人分】
・スパゲッティ(直径1.4mm) 160g
・ぶどう(ピオーネ・レッドグローブ) 各6~8粒
・みょうが(ざく切り) 2個分
・A[白バルサミコ酢大さじ1 砂糖少々]
・B[EVオリーブオイル大さじ2 塩少々]
【作り方】
(1)皮をむいたぶどうは、縦半分に切り、種を取る。
(2)ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、砂糖を溶かす。(1)とみょうが、Bを加えて混ぜ合わせる。
(3)0.8%の塩水(材料外)を沸かしてスパゲッティをゆでる(袋の表示時間)。水にさらして冷やし、ペーパータオルで包んで水気をきる。
(4)(3)を(2)に加えてあえ、器に盛る。
〔特集〕家庭画報のレジェンド・レシピ 「感動パスタ」をわが家で(全24回)
撮影/鈴木一彦 イラスト/金子ともこ
レジェンド・レシピ編 文/西村晶子
※レシピは、掲載時の材料と作り方を基本としています。
※ご紹介した料理はあくまで家庭で作るために考案したものであり、料理店ではオーダーできません。
※各レストランの営業については、お店に直接お問い合わせください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。