家庭画報のレジェンド・レシピ 「感動パスタ」をわが家で 第23回(全24回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は本誌ゆかりのイタリア料理のシェフたちが、ご家庭での「パスタ」をワンランクアップする技やアイディアを伝授。いつもとはひと味もふた味も違う、"感動の味"をお試しください。
前回の記事はこちら 魚介を愛するシェフたちの
冷たいパスタ競演
お好みの魚介類にひと手間加えて
筒井力丸さん(オステリア ヴィネリア ラ・コッポラ)
暑い夏の日に嬉しい冷たいパスタ。思い立ったときにさっと作れるよう、お刺し身用の魚介類など、手に入れやすい食材でのレシピを習いました。
筒井力丸さん
(つつい・りきまる)24歳でイタリアに修業ののち、静岡・三島で「スカレッタ」をオープン。2002年渋谷に移転し、2012年閉店。現在は「オステリア ヴィネリア ラ・コッポラ」の料理長。イタリア郷土料理を巧みに表現した料理を、その日の気分に合わせて楽しめる店として人気を集めている。
オステリア ヴィネリア ラ・コッポラ東京都渋谷区渋谷2-2-2 青山ルカビル2階
電話 03(6805)1551
ワインのおつまみにもぴったり
あじをのせた野菜のトマト煮パスタ
【材料・2人分と作り方】
(1)鍋にEVオリーブオイル大さじ1 1/2とつぶしたにんにく1/2かけを入れて熱し、香りを移す。湯むきしてざく切りにしたミニトマト1パック分を加え、沸騰したら弱火にして20分加熱する。
(2)ピーマン(黄と赤)・ズッキーニ・なす各1/4本をすべて角切りにして軽く塩をふる。適量の揚げ油で素揚げし、色づき始めたら取り出し、ペーパータオルで油を拭き取る。
(3)(1)に(2)を入れ、強火にし、沸騰したらすぐに火からおろしてそのまま冷ます。
(4)あじ1尾を三枚におろして両面に塩をふり、20分おく。適量の酢水で洗い流し、皮をむき取る。EVオリーブオイル適量をかけ、20分ほどおく。
(5)1%の塩水を沸かしてコンキリエッテ100gをゆでて(袋の表示時間より少し長め)、氷水でしめる。水気をきり、(3)と合わせる。器に盛り、(4)のあじをのせる。
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撮影/大泉省吾 イラスト/金子ともこ
※レシピは、掲載時の材料と作り方を基本としています。
※ご紹介した料理はあくまで家庭で作るために考案したものであり、料理店ではオーダーできません。
※各レストランの営業については、お店に直接お問い合わせください。
『家庭画報』2020年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。