家庭画報のレジェンド・レシピ スパイス香る真夏の「名人カレー」 最終回(全15回) 創刊号から最新号まで、『家庭画報』に掲載された膨大な数の料理レシピの中から、今、改めてお伝えしたいものを編集部が厳選してお届けする「レジェンド・レシピ」。今回は暑い夏に食べたい料理の筆頭格、カレーの名作レシピをお届けします。スパイスづかいやちょっとしたひと手間に、作り手のセンスが光るアイディアが満載。異国情緒たっぷりの「名人カレー」に挑戦して、夏を元気に乗り切りましょう。
前回の記事はこちら シェフが提案するお洒落な逸品
おもてなしのフレンチカレー
市販のカレールーを使わず、フランス料理の食材や手法を使って作るフレンチスタイルのカレーは、カジュアルに楽しむ集いのシーンにぴったりです。ワイン片手に味わいたい、スパイスで香り高く仕上げるお洒落なカレーのレシピをご紹介します。
菊地美升さん(ル・ブルギニオン オーナーシェフ)のアイディア
ワインが似合う、洗練のアレンジカレー
夏野菜のフライ、彩りカレー
色鮮やかな夏野菜をサクッと歯ごたえのよいフライにして、「
スパイシーポークカレー」のカレーソースに添えた、彩りよく盛りつけも華やかなひと皿。野菜を煮込まず使うアイディアで新鮮な食感と味わいに。
菊地美升さん
(きくち・よしなる)1966年北海道生まれ。都内のフランス料理店で修業後、91年に渡欧。フランス各地のレストランで約3年、イタリアで8か月腕を磨き、ワインへの造詣も深める。帰国後、2000年に「ル・ブルギニオン」をオープン。
ル・ブルギニオン東京都港区西麻布3-3-1
電話 03(5772)6244
※2003年7月号「ご馳走カレーでおもてなし」より。
夏野菜のフライ、彩りカレー
【材料・4人分】・なす 2個
・パプリカ(赤) 1/2個
・ピーマン 2個
・かぼちゃ(くし形切り) 12切れ
・ヤングコーン 8本
・塩・こしょう 各少々
・小麦粉・溶き卵・パン粉・揚げ油 各適量
・
スパイシーポークカレー 適量
【作り方】(1)なすはへたを取って縦四つ割りにし、パプリカとピーマンはへたと種を取って縦八つ割りと縦六つ割りにする。
(2)(1)、かぼちゃ、ヤングコーンに塩・こしょうをふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にころもをつけ、180~200度に熱した油でからりと揚げる。
(3)右のスパイシーポークカレーのカレーソースを温めて器に盛り、(2)の野菜を盛りつける。好みで豚肉を一緒に盛ってもよい。
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撮影/今清水隆宏 イラスト/金子ともこ 文/鈴木博美
※レシピは、掲載時の材料と作り方を基本としています。
※ご紹介した料理はあくまで家庭で作るために考案したものであり、料理店ではオーダーできません。
※各レストランの営業については、お店に直接お問い合わせください。
『家庭画報』2020年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。