誌上で楽しむ恋しい風景 私たちを待つハワイ 最終回(全2回) 海外渡航が思うようにならない現在、毎年のように訪れていた大好きなハワイでの滞在を、心待ちにしているかたも多いことでしょう。観光客が激減したwithコロナ元年を経て、今、ハワイの自然環境は、はからずも劇的に、改善されていると聞きます。私たちが愛するその海や木々、空の景色は、より美しさを増し、深い慈愛を秘めた姿になって私たちを待っています。恋しいハワイ――その清々しい今の姿や懐かしい味、癒やしの音楽をお届けします。
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アラン・ウォンさんによる、特別クッキングレッスン
この日、特別にアウトドア・キッチンが設えられたのは、アランさんも古くからのメンバーという、カハラにある「ワイアラエカントリークラブ」内の会員専用レストランの美しいテラス。ハワイの味で元気になる
早くから地産地消を提案し、移民文化が残るハワイならではの新しい料理のジャンルを作り出したアラン・ウォンさん。世界中のファンに愛されていた名店「アラン・ウォンズ」を2020年11月に閉店したことは大きな話題になりました。現在、次のプロジェクトを思案中という彼が「大好きな日本のみなさまに料理でパワーを送りたい」と、家庭画報のために特別クッキングレッスンを開催してくれました。レストランの人気メニューをアレンジした魚料理。伝説のシェフの味をぜひご自宅で再現して、ハワイを感じてください。
「この料理がハワイでの楽しい時間を思い出す
きっかけになれば嬉しいです」(アラン・ウォンさん)
代表的なハワイ産の魚を使った、日本人好みのメニュー2皿。手前は黒トリュフが香るスープ仕立ての「スチーム・オパカパカ」。奥はハワイのソウルフードとして親しまれる「アヒポケ」をアラン・ウォン流に美しくアレンジ。