憧れの軽井沢ライフ 第14回(全24回) 本物の軽井沢別荘文化を知り、この地をこよなく愛する人々の別荘ライフと軽井沢の本物の暮らしを追求する話題のホテル、美食の新潮流を紹介していきます。
前回の記事はこちら>> 軽井沢通が注目する新店・名店へ。食の新潮流
ここ数年、美食の地・軽井沢では自らのしなやかな料理哲学を持ったシェフのレストランが人気を集めています。
鳥嵩(とりたか)
軽井沢にお店を持つパティシエの青木定治さん(右)も通い詰める一軒。別荘族を虜にする、珠玉の炭火コース
黄金色に輝くD.S.ヒューエット氏の作品を背に、カウンターの中で目の前の炭火と会話をするように立つご主人の土屋慶典さん。
2020年春に開業した「鳥嵩」はカウンター9席のみの小さなお店ですが、今や軽井沢の別荘族にとってなくてはならない一軒です。
基本はおまかせのコースのみ。しじみ汁に始まり、カマンベールチーズの味噌漬けや野菜スープなどをはさみながら、手羽先や信州黄金軍鶏、せせりやつくねなど焼き鳥がベストなタイミングで供されます。
「サダハルアオキのコンフィチュールとフォアグラの炭火焼き」は、この夏誕生の新メニュー(+2000円)。「炭火の温度帯をいかに調節するかが一番の仕事。部位に合わせた最適の温度と焼き方を追求しています。おすし屋さんのカウンターに座る感覚で、旬を味わう“鳥嵩”コースをどうぞ」(土屋さん)。
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鳥嵩(とりたか)
長野県北佐久郡軽井沢町長倉628-5
- コース6700円、コースに追加するアラカルトあり。 要予約
撮影/角田 進 取材・文/露木朋子 ※料理は状況によってメニューや盛りつけが異なる場合があります。店の営業時間、定休日は時期により異なる場合があります。
『家庭画報』2021年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。