奈良の桜紀行 第16回(全25回) 奈良の桜こそ、私たちが今いちばん見たい風景ではないでしょうか。新たに誕生した宿、地元に愛される美食処とともに古都の桜の名所をご案内します。
前回の記事はこちら>> 中國菜 奈良町 枸杞(くこ)(紀寺町)
右上から時計回りに、薬膳スープ、生きくらげの酸辣ソース、よだれ鶏、かんぱちの青山椒ソース、紅芯大根醤油漬、ふきの焼き唐辛子ソースの前菜5品。大和と中国の融合が生む土着洗練の新中華
自家菜園で無農薬野菜を栽培し、医食同源の料理を理念とする宮本和幸さん。
「福臨門酒家」や「中國菜 老四川飄香」で研鑽を重ね、昼は香辛料を効かせた前菜や薬膳スープ、点心のコースを提供しています。
自家菜園の野菜と発酵調味料に比重を置く宮本和幸さん。「地元で受け継がれてきた野菜には野趣味があり、中国の食材や調味料とよく合います」と語り、化学調味料を使わず、野菜の塩漬けや発酵唐辛子といった自家製の発酵食品や香辛料で調味。
複雑で深みのある独自の味で食通たちを魅了しています。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
中國菜 奈良町 枸杞(ちゅうごくさい ならまち くこ)
奈良市紀寺町913-2
営業時間 | 11時30分〜14時、18時〜21時(LO) |
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撮影/内藤貞保 取材・文/西村晶子 ※室料や料理の内容は、一部変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。