ラグジュアリーホテル話題のダイニングで華やぎの新年を 最終回(全6回) 一年の労をねぎらい、新しい一年の始まりを祝う晴れやかな集いにふさわしい6軒へご案内します。
前回の記事はこちら>> IRON BAY(アイアン・ベイ)
ウェスティンホテル横浜
【横濱ビーフサーロイン ポテトロール、モリーユファルシ、ブラックガーリックピューレ】稀少なA5ランクの「横濱牛」のサーロインをグリル。モリーユ茸やブラックガーリックのピュレと。炎と香りに彩られた洗練のグリルコースを
長年に渡り、鉄鋼の貿易港として栄えた横浜港の歴史にちなんで名づけられた「アイアン・ベイ」。店内にはさりげなく横浜市の花である薔薇や鉄のモチーフが飾られています。
ディナーの始まりも、その薔薇をテーマにしたウェルカムドリンクから。甘いアロマに満ちたドリンクをいただくと、身も心もほっとくつろぎます。ガラス張りの厨房の中に置かれたグリルオーブンの揺れる炎も、いわばディナーのアペリティフ。これからの時間への期待が高まります。
シックなトーンの盛りつけも美しい鴨肉、カリフラワーとのハーモニーが抜群の帆立貝。前菜に続いて、ブロシェット仕立ての真だこ、そして色合いも華やかなカナダ産ロブスターと魚介のグリル2品が登場します。
「真蛸のグリル」(手前)には、マイナス196度で凍らせたポテトスノーも添えて。グリルした爪とボイルした身の風味の違いも楽しみたい「カナダ産ロブスターのグリル」(奥)。ときに爽やかなライム、ときに薪のスモークとさまざまに広がる香りも印象的。炎、炭(チャコール)、煙(スモーク)といったニュアンスがどのプレートにも施されているところからも、ラグジュアリーホテルのグリルコースらしい遊び心が伝わってきます。
そしてメイン料理は「横濱牛」サーロインのステーキ。真空調理と薪火で引き出した、牛肉のリッチな持ち味が存分に。横浜の夜、炎が生み出すおいしさと楽しさに酔いしれてください。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
アイアン・ベイ
神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-8 ウェスティンホテル横浜23階
撮影/大泉省吾 取材・文/露木朋子 ※ご紹介した料理や食材は、天候や仕入れ状況等の影響で変更になる場合がございます。料金には別途サービス料がかかる場合がございます。予めご了承ください。
『家庭画報』2023年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。