黒を基調にした空間で、炭火焼の素材を生かすフレンチを堪能
地下1階の扉を開けると、漆黒の天然石があしらわれたモダンな空間が広がります。店名はフランス語で「水」を意味し、皿として石や木片を利用するなど、自然への敬意が随所に感じられます。
オーナーシェフ・清水崇充さんの料理は、炭火焼にこだわり、食材に合わせた絶妙な火入れ。秀逸なのは、野菜の扱い方です。
例えば、写真手前のエゾシカのローストの付け合わせは、春が旬の菜の花と、じゃがいもをムース状にしたソース。写真奥の前菜は、桜鱒の下にペースト状にした菜の花を敷くなど、食感と味わいを変えることで、野菜の持つ可能性に気づかせてくれます。昼夜ともにコースのみで昼5000円、夜1万2000円(税・サービス料別)。要予約。
Information
L’EAU(ロー)
東京都港区南青山2-14-14 南青山KFKビル地下1階
「家庭画報」2019年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。