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古都・奈良に開業して3年、「奈良 而今(にこん)」春の八寸。花筏のお膳に雲錦の陶筥と、雅趣に満ちた演出が印象的。(4/10公開予定の記事にてご紹介)おいしいものを囲んで優雅に。“昼膳”は「家庭画報」の特集から生まれた言葉です
「家庭画報」の特集から「昼膳」という言葉が生まれたのは33年前。社用などで美味を楽しむ男性に対して、女性も昼間に外に出かけておいしいものを囲んで優雅に過ごす、新たな女性の自由時間を「昼膳」と題して特集しました。
昭和から平成へと変わる当時、大きな反響を呼び、「昼膳」は女性同士のお楽しみの1つのジャンルとして確立しました。
以来、本誌の定番企画としてさまざまな切り口のもとに「昼膳」を特集してきましたが、実は昼膳にもその時代の流行、風潮が色濃く反映されています。
「懐石 小室」の総檜のカウンター。特別昼膳では、アンティークのドーム作品“桜文ガラス酒器”や、正木春藏作“牡丹文蓋碗”など、花にちなんだ器が春を呼ぶ。(詳細は次のページ>>)2020年、元号が令和と変わり、かつてないスピードで時代も大きく変わろうとしています。
そんな今だからこそ、心地よいサービスのもと、きちんと手をかけられた洗練の料理を味わい、忙しい日々におけるお昼の自由時間を楽しみたいという気運が高まっているのではないでしょうか。
福岡・鐘崎漁港の紫うにをたっぷり楽しめる北九州市「日本料理トビウメ」のご自慢の一品。この地でしか出会えない口福だ。このたびの特集では、「名店」「話題店」と呼ばれる料理店の中から、女性がお昼を優雅に過ごすことにポイントを置いて、編集部が厳選。
今、名店で味わえる「昼膳」をお届けいたします。