「日本のソフトクリームは世界一です」
プロソフトクリーマー・森川勇一郎さん自然の中でいただくソフトクリームの格別のおいしさ。北海道帯広市にある広瀬牧場 ウエモンズハートの「オリジナルミルクソフトクリーム」は開店時から人気の品。ソフトクリームを簡単にいうと“できたてのアイスクリーム”です。マイナス18度以下で保存するアイスクリームと違い、ソフトクリームはマイナス5〜7度程度で絞り出したものをすぐに食べるため、柔らかな口どけが楽しめます。
その場でしか食べられないからこそ、ご当地色豊かなものや、店のオリジナリティが反映されたものが多いのです。
そんなソフトクリームのおいしさの決め手は、何より牛乳の質。日本は全国各地に牧場があり、牛乳が新鮮なうちに加工できるのでクオリティの高いソフトクリームが味わえます。近年は太巻きのモコモコタイプも登場するなど、進化を続けるソフトクリーム。アイスクリームやジェラートは世界各国で見られますが、上質なソフトクリームがこれほど充実している国は珍しいのです。
プロソフトクリーマー 森川勇一郎旅行会社の勤務をきっかけに、各地のソフトクリーム巡りを開始する。今まで食べたソフトクリームの数は約3500本。近年はソフトクリームのプロデュースにも携わる。
「大切なのは牛乳です」
日光浴をしながら放牧場を元気に駆けまわる六甲・弓削牧場の牛たち。搾りたての味をそのまま味わえる低温殺菌、脂肪球を均一化しない、瓶詰めのノンホモジナイズド牛乳を使ったソフトクリームが楽しめるのが、2ページ目で紹介する森のカフェ ル・ピック(兵庫・神戸)。