「本物印」の食材で最高の朝ごはん 第11回(全16回) 食は命をつくるもの。とりわけ一日の活動を始めるエネルギーを補給する朝ごはんには心も体も喜ぶものを食べたいものです。真っ当な食材・食品さえあれば、献立はごくシンプルでよい。理想の朝ごはんにふさわしい「本物印」の食材・食品を日本全国で探しました。
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私の「本物印」の朝ごはん
自然そのもののおいしさ。ごはんのお供の海産物
馬場香織さん(料理研究家)ご自宅でクッキングサロンを主宰する料理研究家の馬場香織さん。「生徒さんにおすすめする立場もあり、おいしくて体にいいものに出会えるよう、普段からアンテナを張っています」。
水産庁長官から「お魚かたりべ」に任命されている馬場さんおすすめの海産物は、化学調味料や保存料を使わず、丁寧に作られた自然の味わいです。
例えばおなじみ「鈴廣」のかまぼこは、種類豊富なラインナップがどれも無添加。炊きたてのごはんのお供は新潟県・村上「きっかわ」の塩引き鮭や「八島商店」のあま塩たらこ。山口県・長門にある「木村水産」のきざみわかめは、ごはんに混ぜ込んでおにぎりにするのもおすすめです。同じく木村水産の干物は、酒粕を使うことで深みのある味わいに仕上げます。
「体は口から入るもので成り立っていますから、作り手のかたのことを信じられる、真っ当な食材をいただきたいですね」。
馬場香織さんのおすすめ5選
下のフォトギャラリーから詳しくご覧ください。 撮影/本誌・坂本正行 スタイリング/chizu
『家庭画報』2021年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。