チョコレートに関する著作を多数手がける小椋三嘉さん。その世界にのめり込んだきっかけはパリ暮らしでした。
「フランスでは、チョコレートは大人の嗜好品としても愛されていたのです」。
カカオの産地や発酵度合いによっても味わいが異なることを知り、ワインと同じように奥深い“カカオ道”に魅了されたそう。
スパイシーな香りから甘くてフローラルな香りへと変化するオリジナルのカカオティー。セットのチョコレート・ジェムズは、ジャンドゥーヤ&コーヒーをはじめ、オリーブオイルやティラミスなどイタリアを感じさせるフレーバーが揃う。そんな小椋さんも賞賛するのが「ブルガリ イル・チョコラート」の「カカオ・ティーセット」です。
「カカオパウダーやカカオニブなど複数のスパイスがブレンドされていて贅沢ですね」。
「実は『ブルガリ イル・チョコラート』は日本発祥。日本ならではの特別なチョコレートとして、海外のかたに差し上げても喜ばれます」と小椋さん。「カカオ・ティーセット」8700円/ブルガリ イル・チョコラートシナモンやバニラ、ジャスミンなどのオリジナルの調合で、温度や抽出時間によって複雑に変化する香りが楽しめます。そのカカオティーに合わせるのは、イタリアの太陽を感じさせる6種のチョコレート。
「素材の多様なマッチングが、非日常気分へと誘ってくれます」。
小椋三嘉(おぐら・みか)さん
十数年のパリ暮らしを経て帰国。権威あるフランスのチョコレート愛好会「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ」の会員。著書に『高級ショコラのすべて』、『チョコレートのソムリエになる』、『ショコラが大好き!』など。 表示価格はすべて税込みです。
撮影/本誌・大見謝星斗(静物)
『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。