次の九州は“美味しい”を訪ねて 第19回(全23回) 佐賀県と長崎県は2022年9月に西九州新幹線の開業を控え、旅の目的地として再び注目が集まっています。今回は新幹線が走るエリアを軸に「美味しい」をキーワードに探訪しました。
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バターカステラ、餡、羊羹が5層になった「シベリア」。モダンに進化する小城羊羹の今を味わう
佐賀県・小城は、約20軒もの羊羹の店が存在する“羊羹の町”。表面が砂糖でシャリッと中はぷるんと弾力のある食感は小城羊羹ならでは。
「村岡総本舗」では、常に新しい羊羹の開発に取り組んでおり、最近のヒット作は「シベリア」。しっとり柔らかい甘さのバターカステラに、伝統製法で作られた羊羹、つなぎ役として自家製餡をはさんでおり、ふくよかな甘さが豊かな余韻となって広がります。
ほかにもナッツと羊羹を組み合わせた新商品もあり、要注目です。
“コーヒーに合う和菓子”をコンセプトに作られた「カシューナッツ羊羹」。ミニサイズのほか、棹でも販売。 Information
村岡総本舗
佐賀県小城市小城町861
- シベリア(缶)1500円、(1個)486円、カシューナッツ羊羹(小凾)216円
撮影/阿部 浩 取材・文/羽根則子 取材協力/長崎県 九州観光機構 九州旅客鉄道
『家庭画報』2022年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。