本物の「極上」食パン 第3回(全7回) 誰にとってもなじみ深い国民の日常食「食パン」が、空前絶後のブームです。群雄割拠の様相を呈する今、味わうべき本物の「極上」食パンとは……? 編集部では、パンライター池田浩明さんにアドバイスをいただきながら、吟味を重ねて辿り着いたおいしい「食パン」を厳選してご紹介します。
前回の記事はこちら>> そのままはもちろん、トーストやサンドイッチなど、毎日でも食べたくなるおいしさの秘訣は、選りすぐりの小麦、秘伝の製法、そしてシェフたちの並々ならぬ情熱と愛情にあります。
銀座の名店を支えたシェフによる直球勝負の美味
ビーバーブレッド(東京・東日本橋)
「ビーバーブレッド」店主の割田健一さんは、銀座「ブーランジェリー レカン」のシェフとして長く活躍したのち、2017年にこの店をオープンしました。
入り口の横にかかるスコップには、ビーバーがパンを抱えたイラストが。 お店のある東日本橋は、問屋街と住宅地が入り交じるエリア。“ここで働く人、暮らす人の日常に寄り添うパン”が割田さんの掲げているモットーです。
ハード系のパンのほか、総菜パン、サンドイッチ、菓子パンなど約60種類のパンが店内に並ぶ。 楽しい形の飾りパンや、愛らしいビーバーのアイテムが店内の随所に。