「赤坂」の魅力をたずねて 第9回(最終回) 壮麗な迎賓館赤坂離宮、緑に囲まれた神社仏閣などの歴史的建造物と、ビジネス街や賑わいを見せる繁華街が同居し、一流ホテルが建ち並ぶなか路地裏に入ると個性的な飲食店が現れる。赤坂という街は、時間により、場所により、さまざまな表情を見せてくれます。港区赤坂・元赤坂を中心に、周辺エリアも含めてこの街が持つ多面的な魅力をご紹介します。
前回の記事はこちら>> かつて料亭文化が栄えた赤坂では、手土産が重宝されてきました。赤坂とともに歩んできた老舗から、新たな注目スポットとなった店まで、赤坂ゆかりの人々に和洋の味土産をご紹介いただきます。
ご紹介いただいた方々
川合寛妥(ひろやす)さん米菓「赤坂柿山」の2代目社長。赤坂の街の魅力を発信するイベントなど、積極的に活動している。
隅谷彰宏さん「テイラーアンドクロース」の3代目社長。オーダーメイドのスーツは要人や芸能人にも支持される。
村田吉弘さん料亭「菊乃井」3代目主人。京都の本店と木屋町店、東京の赤坂店の3店舗を統括する。
柳原紀子さん近茶流宗家柳原一成夫人。「柳原料理教室」は今秋、赤坂の地で満50年を迎える。
脇屋友詞さん赤坂「トゥーランドット臥龍居」のほか、東京、横浜の4店舗のオーナーシェフを務める。
川合寛妥さんおすすめ
リベルターブルの「マドレーヌ」
「しっとりとして、ギュッと詰まった食感がいいですね。そこにトリュフのほわっとした香りとバターの脂分、砂糖の甘みが合わさり、絶妙なうまみが生まれています」と川合さん。
トリュフ入り(324円)のほか、シェーブルチーズを加えたマドレーヌ(345円)もあります(ともに税込み)。
リベルターブル
東京都港区赤坂2-6-24 1階
TEL:03(3583)1139
営業時間:11時~21時
不定休
隅谷彰宏さんおすすめ
アラボンヌーの「フルーツタルト」
「フルーツの味を引き立たせるタルトとクリームの程よい甘さが秀逸です。いつでも食べられる上品さが素晴らしいですね」と隅谷さん。
季節ごとに替わるフルーツは8種類。機械を使わずにすべて手作りで丁寧に仕上げています。1カット594円(税込み)。
アラボンヌー
東京都港区赤坂4-3-13
TEL:03(3583)7665
営業時間:11時~19時30分 土曜12時~18時
日曜・祝日定休
川合寛妥さんおすすめ
ママノチョコレートの「赤坂カードチョコレート」
「パリッとした食感ながら、チョコレートのおいしさがしっかり感じられる厚さのバランスが魅力です。塩や韃靼そばの舌触りや香ばしさがチョコレートを引き立て、食べ飽きません」と川合さん。
華やかな香りのアリバカカオを使用しています。20枚入り3600円(税込み)。
ママノチョコレート
東京都港区赤坂3-8-8 赤坂フローラルプラザビル1階
TEL:03(6441)2744
営業時間:月曜~木曜 11時~22時 金曜~23時 土曜・日曜・祝日~19時(季節により変動)
無休