京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。
記事一覧はこちら>> ※新型コロナウイルスの影響により、営業時間等に変更が生じる場合があります。最新の営業状況は、お店の公式ホームページ等からお確かめください。 【8月の美味案内】
滋味深い逸品で暑気払い
(取材・文/西村晶子)
コロナ禍の中での生活と夏の暑さでお疲れ気味の人におすすめの滋養食「すっぽんスープ」。水との関わりが深い京都の水源地、美景美食の避暑地として知られる貴船にある老舗料亭「貴船 右源太(うげんた)」から発売された、おしゃれなボトル入りの栄養満点のスープをご紹介します。
貴船の名水、酒、特製醤油で仕上げたパワーフード
添加物を一切使わず、お店の味をそのままに仕上げた「すっぽんスープ」。水の神様を祭る貴船神社や夏の川床料理で有名な洛北・貴船。その豊かな水と四季折々の自然に寄り添うように佇む「右源太」は、長年この地で料理旅館を営んでいます。
京都では昔からすっぽん料理を好んで食し、「丸鍋」と呼ばれる「すっぽん鍋」や「すっぽん雑炊」などが有名です。「右源太」では猪肉をすっぽんスープの中でしゃぶしゃぶにして味わう、オリジナルの鍋「氣生根鍋(きふねなべ)」を提供しており、今回発売されたのはこのスープを瓶詰めにしたもの。
すっぽんは、18種類のアミノ酸を含み、そのうち必須アミノ酸のメチオニンは細胞の免疫力アップ効果が期待されるといわれています。右源太で使っているのは、厳選した国産(主に長崎県産)の養殖もので、1kgまでのメスのすっぽん。貴船の名水と酒だけで炊き上げ、特製醤油で味をととのえた、体にしみじみと染み渡る濃厚にして淡麗なスープです。
温めるだけで滋養スープに。アレンジを楽しんで
「すっぽんスープ」1瓶180ml 1998円(税込み)。10℃以下保存で賞味期限30日間。食べ方は簡単! 鍋に入れて、さっとひと煮立ちさせるだけでおいしく、焼いた白葱と生姜の搾り汁をたっぷり加えると一層風味が増します。生臭みやクセはなく、良質な脂分とすっきりとしたうまみを味わえます。
さらに、茶碗蒸しの地や雑炊、にゅうめんなどにするのもよく、氣生根鍋に倣って鍋物にしても。好みの肉とたっぷりの野菜を入れてしゃぶしゃぶにすれば、ちょっと贅沢な夏向きのお鍋になりそうです。
瓶ごと冷凍すれば長期保存もできるので、夏バテ予防食として常備しても。パワー必須の夏に、ゆるりとわが家で楽しんでください。
春と夏は川床で料理が楽しめ、貴船川の清流を間近に感じながら涼味を堪能できる。気力が生まれる根源の地、京の奥座敷、貴船に暖簾を掲げる「右源太」。木のぬくもりが感じられるメゾネットタイプの客室は宿泊も可能。和室と洋室の2部屋があり、氣生根鍋は秋冬限定で提供。貴船 右源太
京都府京都市左京区鞍馬貴船町76
電話番号 075-741-2146
FAX 075-741-1068
メール info@ugenta.co.jp
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※5000円以上のお買い上げの場合、送料無料。
「#京都」の記事一覧>>「#味土産」の記事一覧>> 西村晶子/Shoko Nishimura
関西を拠点に、京都の食や文化、人、旅を幅広く取材、編集。長年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。最近の書籍の仕事に『
旨し、うるわし、京都ぐらし』(大原千鶴著)がある。
表示価格はすべて税込みです。