時代を超えて愛されるしあわせ「ショートケーキ」 第5回 世代や性別を超えて愛される定番スイーツ、ショートケーキ。シンプルだからこそ奥深い味わいの秘密に迫るとともに、今、食べたい全国のショートケーキを、厳選してお届けします。
前回の記事はこちら>> パティシエの技が光る極上ショートケーキを訪ねて
果物の質感を生かすために、トップのいちごやベリーには粉糖をかけずに仕上げる。飾られるフルーツやマカロンは日替わり。PATISSERIE CAMELIA GINZA
パティスリーカメリア銀座(東京・銀座)
銀座・花椿通りにあることからその名となった「パティスリーカメリア銀座」。華やかなマカロン、繊細な飴細工、そして色とりどりのケーキなどが並べられた店内に一歩入れば、誰の心も浮き立つことでしょう。というのも「とにかくお客さまに喜んでいただきたいんです。ケーキもお店もテーマパークを意識して作っています」というパティシエ遠藤泰介さんの想いが反映されているから。なかでもショートケーキはその最たるもの。
テーマパークのようなわくわく感のある一品を
いちごをはじめとしたベリー類、愛らしいマカロンなどが飾られたホールケーキはジュエリーボックスのよう。「口の中でふわっとなくなるような仕上がりを目指しています。そのために、必ず生地とクリームをサンドしてねかせてから店頭に。乳脂肪分の多いミルキー感のある生クリームを使用しているので、翌日でも口どけのよさが味わえますよ」。
ピースのショートケーキは角切り。「おいしく見える高さ、大きさも研究してこのスタイルになりました」。木・金曜には70~80台のホールのショートケーキを手がけるという遠藤シェフ。パティスリーカメリア銀座東京都中央区銀座7-5-12 ニューギンザビル8号館1階
TEL:03(6263)8868
営業時間:12時~24時(土曜・日曜・祝日~20時)
不定休
ショートケーキ(ホール4号)4400円、カット680円(ともに税込み)
時代を超えて愛される しあわせ「ショートケーキ」(全7回)
表示価格は原則として税別です。
撮影/大山裕平 取材・文/露木朋子
『家庭画報』2020年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。