山口知宏の社会運勢学 社会運勢学の九星気学では、自分を取り巻く外気と個人の内気、それぞれのエネルギーの接点から一年の運勢を見ていきます。外気を示す年盤と各星の運気が導く開運法を道標として活用してください。
九星気学総括「九星気学が明かす2022年のあなたの運勢」はこちら 一白水星(いっぱくすいせい)
困難も避けずに自分から招き入れ、周囲と共に歩んで新たな進化を目指す
【全体運】2021年、周囲も認めるほど目覚ましい成長をとげ、ステージが一つ上がった一白水星。一転、2022年は9年に一度の坎入(かんにゅう)の年となります。
季節でいえば冬で、「厄年」といわれますが、星が本来の場所に戻って、ゼロからのスタートになる年で、新たな始まりだからこそ進みがゆっくりなのです。
困難があっても、すべては一白水星を強くするための天の計らい。落ち着いて向き合えば、問題解決の糸口は自分の中に見つかります。
運勢が弱いだけで凶運なわけではありません。吉凶を決めるのは、自分自身。深みにはまって孤立せず、リラックスして過ごしましょう。
厄年=役目がある年ともいえます。自分の役割を考え、使命に目覚めることが開運の近道です。運勢も中秋を迎える頃から、だんだんと強さを取り戻すので、実質半年の辛抱と思って、着実な一歩を進みましょう。
2023年には、自然と大手をふって歩ける日々が戻ってきます。
【対人運】多くの人が集まる運勢です。彼らは、一白水星の心の扉を開放させ、内に秘めたまばゆい光を放出させるための天の使いだと考えましょう。
苦しいときに集まってくる人は本物です。大したことができなくとも些細なひと声、手助けが後できいてきます。
避けなければならないのは余裕をなくして相手を攻撃すること。こうして培われた人間関係は、この先10年ぐらいかけて作り上げる人生の布石となります。
家族との会話を増やすのも運気を上げる秘訣です。家庭の安寧があってはじめて、社会活動の繁栄があります。温かい心で家族と触れ合いましょう。
【金運】2022年は、出費がかさみそうな兆しがあるため、あまりよいとはいえない運気です。ただし、浪費は避けても、必要経費は惜しまず使いましょう。
必要なものを無理に削ろうとすると、結局は別の形で出ていくことになります。目的意識を持ってお金を使うように心がけることが大切です。
【健康運】健康面に気をつけたい一年です。不調なときには理不尽な思いになりますが、「少し休んだほうがよい」という宇宙の意思だと受け取ることです。
ここまでの数年間、激動の中で生活を送ってきた人も多いので、坎入の停滞感を活用して、一度、自身の心身の健康を点検してみましょう。
禅寺での座禅やオイルトリートメントを受けて、自分の体に感謝をするのもよいでしょう。腎臓、膵臓の状態は、より丁寧に診察を受けることをおすすめします。
2022年運気アップの鍵は
●味方になるキーパーソン
三碧木星、四緑木星
●開運行動
海、雪まつり、温泉旅行、岩盤浴
●開運フード
シーフードマリネ、梅のディップ
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学理事・ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。注目のシンクタンク、マインドズームでもその講義はキャンセル待ち続出の人気講師。
監修/山口知宏 写真/PIXTA 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2022年2月号 別冊付録「2022年決定版 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。