山口知宏の社会運勢学 社会運勢学の九星気学では、自分を取り巻く外気と個人の内気、それぞれのエネルギーの接点から一年の運勢を見ていきます。外気を示す年盤と各星の運気が導く開運法を道標として活用してください。
九星気学総括「九星気学が明かす2022年のあなたの運勢」はこちら 二黒土星(じこくどせい)
2023年の躍動の年に向けて、全身全霊で期待の声に応えるとき
【全体運】2021年、「厄年」といわれる坎入(かんにゅう)の一年を過ごしてきた二黒土星。2022年は、運勢の谷底を抜けて、いよいよ春間近の上昇フェーズへ向かいます。
ただし、坎入後の南西廻座のことを「後厄」と表現するように前半は思ったように運勢は立ち上がりません。また、年盤の位置が破壊(凶方位)に当たるため、不本意なことが立て続けに起こることも。特に7月は注意しましょう。
こうしたときには腹を立てずに、二黒土星の本領を発揮して、持ち前の鈍感力で許すことができれば、事態は快方に向かいます。
2023年に新しい世界の扉を開けて飛び出していくことになりそうですが、怒りの感情はその明るい未来を壊す可能性もあります。英気を養うと思って、静かな日々を十分に味わって穏やかに過ごすのが正解です。
立秋以降は運勢が一気に上昇します。ここからは、よい運気に背中を押されて勢いよく前進していきたいところ。そのためにも、落ち着いて取り組むべき課題は、夏までに終わらせておくとよいでしょう。
【対人運】地域のお世話役などを買って出ると吉と出る一年です。肝心なのは「求められたことを行う」こと。あまり重要だとは思えない頼まれごとを断らずに一生懸命こなすところから開運が始まります。
とにかく、2022年は周囲から期待された働きができることを最優先してください。できるだけ早く、正確に応えていくのが使命です。
母親との関係性をより近しいものにするのも運気アップの一つ。折を見て実家に帰るなど、最大限の親孝行を。とりわけ高齢の母が健在の場合には、できるだけ足繁く通いましょう。
【金運】厄年を抜けたことから、2021年に比べて回復していきます。母親を大切にするとよい年のため、実家に帰るときにプレゼントを買うなどして、母のためにお金を使うのが吉。
不動産に関してもよい兆しが。もしも、隣地が売りに出たら、融資が下りる可能性があるため前向きに購入の検討を。
【健康運】若干、不安のある一年。古傷の再発が懸念されるため、気になるところがある場合には早めに健康診断を受けると大事にいたりません。
アレルギーを持っている人は、普段から清潔を保ち、乾燥しないように心がけましょう。ストレスから排泄機能の不調も予測されるので、気分転換も兼ねて運動の習慣を身につけると改善するはずです。
2022年運気アップの鍵は
●味方になるキーパーソン
五黄土星、八白土星、七赤金星
●開運行動
農村でのんびり過ごす、家庭菜園や週末農業、山登り、ハイキング
●開運フード
雑穀米、キヌア入りサラダ、パエリア、たけのこ
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学理事・ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。注目のシンクタンク、マインドズームでもその講義はキャンセル待ち続出の人気講師。
監修/山口知宏 写真/PIXTA 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2022年2月号 別冊付録「2022年決定版 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。