山口知宏の社会運勢学 社会運勢学の九星気学では、自分を取り巻く外気と個人の内気、それぞれのエネルギーの接点から一年の運勢を見ていきます。外気を示す年盤と各星の運気が導く開運法を道標として活用してください。
九星気学総括「九星気学が明かす2022年のあなたの運勢」はこちら 八白土星(はっぱくどせい)
運勢の波に素直に身をまかせ、3年間続く大変換期を迎える
【全体運】2021年、八白土星は新境地を開くことができたのではないでしょうか。ところが、2022年から3年をかけて人生は大きく転換していきます。物事が停滞し、また方向転換を求められるのです。
特に大転換期の入り口に立つ2022年の運気は忙しく上下します。不安に感じる人も多いと思いますが、すべて八白土星の成長を促すための最高の良薬と考えましょう。
運勢の羅針盤は、望むと望まざるとにかかわらず、確かに「進化」の方向に針を向けているのです。落ち込むことなく、この流れに積極的に乗ること。それが、運気を上げる近道です。
注意する時期は、1月と10月。ここで大胆な動きをとるのは禁物です。チャンスは必ずやってくるので、焦らず、感情的にならず、一年を通じて静かな生活を心がけましょう。
【対人運】もともと八白土星は、「家」を担当する星。自身の本拠地に戻る2022年は、「ハウス」と「ホーム」が開運の鍵となります。家の中にいる人たちに安心感を与えるのが八白土星の使命だということを思い出しましょう。
そういう意味で、家族・親族との絆を取り戻す最良の一年です。忙しくとも家族との時間は大切に。実家や親戚に挨拶まわりをしたり、実家の墓参りに訪れたいところです。無理のない範囲で、直接訪問するのが難しい場合は、リモートで対話をしましょう。
また、ファミリーとは血縁だけに限りません。周囲のコミュニティなどに愛情を持ってかかわることも吉です。
【金運】無理な出費はできるだけ避けて、手堅くいくのが2022年の基本。それを守っていれば、不安はありません。
家の新築やリフォームなどの出費は、逆に運気を上げるので、新居の購入や改築を予定していた人は好機です。家具の買い替えも吉。家庭菜園を始めるのも、喜びをもたらします。
家族のための出費も開運につながるので、久しぶりに家族旅行をしたり、手土産を携えて実家に帰るのもよいでしょう。
【健康運】健康面は、若干の不安がある年です。高齢のかたなら、関節の痛みに悩まされる兆し。若い人も、足もとの冷えが気になるので、体を温める工夫をしてみてください。
食べすぎるとむくみの原因となりそうな年のため、つねに腹八分を心がけておきましょう。耳鳴りや吹き出物が気になるようなら、油の取りすぎのサインと疑い、控えましょう。
体に余分なものを溜めないことが、健康運を高めるポイントです。
2022年運気アップの鍵は
●味方になるキーパーソン
二黒土星、五黄土星、六白金星
●開運行動
トレッキング、アンティークショップ巡り、博物館巡り
●開運フード
イクラ、ポトフ、アワビ
山口知宏(やまぐち・ともひろ)
一般社団法人社会運勢学理事・ネクストフロネシスブレイン代表取締役。経営コンサルタント。注目のシンクタンク、マインドズームでもその講義はキャンセル待ち続出の人気講師。
監修/山口知宏 写真/PIXTA 取材・文/小倉理加
『家庭画報』2022年2月号 別冊付録「2022年決定版 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。