自然災害、世界のさまざまな問題、想像もできなかった物事の転換など。時代は今、分岐点にあるようです。そんな荒波の中、私たちはどう生きていけばよいのでしょうか。御歳94歳、パワー溢れる瀬戸内寂聴さんにお話を伺いました。
寝込んだおかげで、
私が本当にやりたいことは「書くこと」だと再確認できました!
93歳から、文芸誌『群像』に「いのち」というタイトルで連載を始めました。この年齢で連載を始めるという方は、いらっしゃらないのではないかしら。うふふ。ほかに、新聞三紙に連載中です。
2、3年前まで圧迫骨折や胆のうがんなどのせいで、思うように動けず、仕事がまったくできなくなってしまいました。でも、そのおかげで、自分がいちばんやりたいことは書くことだということが明確になりました。ですから、今の状況は、本当にありがたいことだと思っています。