ホテルライクな究極の空間「豪邸マンション」第4回(全7回) セキュリティやホスピタリティ、立地のよさゆえ、富裕層向けマンションの人気は衰え知らず。海外体験などから、ホテルのように美しく洗練された空間に住みたいというかたも増えています。IT時代、ウィズ コロナを踏まえ、機能性と利便性を兼ね備えたリノベーションの最前線を紹介します。
前回の記事はこちら>> プレミアムリノベーションの達人、建築家・各務謙司流「マンションリノベーション術」
時間をかけて住み手の好みをデザインとして表現し、納得が得られるまでプランを提案する――
それがプレミアムリノベーションだと話す各務さん。
Q邸の場合も、ライフスタイルを主旋律に、空間や素材、家具、アートなど複数のパートが美しく響き合う空間づくりが追求されました。
各務謙司(かがみ・けんじ)東京都生まれ。麻布高等学校卒業後、早稲田大学・同大学院で建築を学び、フルブライト交換留学生として渡米。ハーバード大学デザイン大学院修士課程を修了し、ニューヨークで設計事務所に勤務。帰国後、カガミ建築計画を設立。Before以前は子ども2人との4人暮らし。3LDKにご夫妻用と子ども用の浴室が2か所、トイレはゲスト用を含めて3か所にあった。また収納スペースが少なく、玄関から主寝室までの動線が長いなど使いづらい要素が散見されていた。
After長く住まう前提で、天井裏や床下の配管類も一新。さらに水まわりを整理したうえで玄関から主寝室に行ける動線を確保。かつての主寝室をウォークインクロゼットとし、洗面室や主寝室との動線を短縮するなど暮らしの利便性を向上。(図面作成/ワークプレス)
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 〔特集〕ホテルライクな究極の空間「豪邸マンション」
撮影/本誌・西山 航 スタイリング/山田喜美子 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。