経年変化によって使い込んだ味わいを楽しむことができるレザーアイテム。美しく年月を重ねながら、上質さをキープするためにはお手入れが欠かせません。そこで、お気に入りのレザーバッグを美しく長持ちさせるためのスペシャルケアを、「誂え鞄 otohaci(おとはち)」の店主・上村崇司さんに教わりました。
半年に一度、レザーバッグを自分でお手入れする
日々のお手入れとは別に、少し手をかけて特別な手入れを施すと、バッグ持ちがぐんとよくなります。ヘビーローテーションで使うバッグなら2〜3か月に一度、お出かけ用のバッグなら半年に1度がお手入れの目安。未来の自分に少しでも上質なものを手渡すつもりで、特別なお手入れをしてはいかがでしょう。
お手入れに使用する道具はこちら
※必要な道具はホームセンターやDIYショップなどの、皮革製品メンテナンス用品の売り場で購入できます。
メンテナンス用品をお使いの際は製品の説明書を読み、あらかじめ目立たないところで試してからお使いください。革製品のセルフメンテナンスは自己責任で行ってください。馬毛ブラシ、豚毛ブラシ、保湿クリーム、ミツロウ成分の入ったワックス、汚れ落とし用ラバー(消しゴムでも代用できます)、クリームやワックス用の布1枚、乾拭き用の布1枚。
レザーバッグのスペシャルケア
スペシャルケアは5ステップ。下のPhoto galleryの写真を左にスワイプさせるか、右の>のアイコンをクリックすると、次の工程が確認できます。
Information
誂え鞄 otohaci(おとはち)
- 財布や手帳などの小物、鞄などを、デザインや型紙製作から手がけ、全てを手縫いで仕立てるオーダーメイドの革工房。本格的な鞄の縫製技術を学べるスクールも主宰。 ※今回取材にご協力いただいた「革のお手入れ」は、個人で行っていただくセルフケアを目的としています。「誂え鞄 otohaci(おとはち)」では革製品のメンテナンスや修理は受けつけておりませんのでご注意ください。
撮影/大柳佳緒里 取材・文/樺澤貴子