エリザベス・ブルークのハーブ占星術
古代ギリシャの時代から、あらゆる植物を分類し、それを活用して体の健康とバランスを維持する療法が編み出されてきました。2023年は占星術の知識を得て、薬草のパワーを暮らしに取り入れてみませんか。それぞれのハーブが各星座にもたらす、神秘なる力をご紹介します。
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4要素(エレメント)、7惑星、12星座に分類されるハーブの力>>・
ほかの星座の健康&幸運を招くハーブを見る>>【牡羊座(3/19〜4/19)】
エネルギー切れを感じたらボリジを。メリッサは幸福感を高めてくれる
ボリジ熱冷ましやストレス、不安感の解消にも効果があるといわれている。木星が牡羊座に進んでくる2023年前半は、あなたにとって心ときめく時期となるでしょう。木星は、体内で唯一再生可能な臓器、肝臓を司ります。
木星が牡羊座に近づくと、あなたの人生はエネルギーで満ち溢れますが、何事もやりすぎは禁物。燃えつきにご注意を。
ボリジ(ルリヂシャ)はエネルギーを補給し、体調を安定させてくれます。エネルギー切れを感じたら、ハーブティーかチンキ剤(※)を摂りましょう。
2月には金星が木星と合流。3月には水星と太陽までもが牡羊座に集合し、最高の月となるでしょう。木星は広がりと喜びの星。
メリッサ(レモンバーム)は非常にすぐれた木星のハーブで、幸福感と満足感を高め、体中にエネルギーをみなぎらせます。ハーブティーやエッセンシャルオイルとして使用して、気分を高め、ネガティブな気配を追い払いましょう。
ただし、木星は自信過剰を招きがち。無理がたたって消耗してしまうことも。メリッサのお茶で冷静になるひとときを忘れずに。
※チンキ剤〔ハーブを度数の高いアルコールにつけて、成分を抽出したもの〕
エリザベス・ブルークのハーブ占星術
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4要素(エレメント)、7惑星、12星座に分類されるハーブの力・
牡羊座(おひつじ座)・
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双子座(ふたご座)・
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魚座(うお座)[掲載したハーブについての注意点]
妊娠中・授乳中の女性、乳幼児や高齢者、疾患の治療で薬剤などを使用しているかたがハーブを治療目的で服用すると、思わぬ副作用が現れることがあります。必ず事前に医師と相談してください。 〔特集〕鏡リュウジと英国占術4人の巨匠たち 魔法と星の国「英国」へようこそ
エリザベス・ブルーク
薬草療法家・占星術家。英国メディカルハーバリスト資格取得。ロンドンにある占星術の教育機関「カンパニー・オブ・アストロロジャーズ」にて、医学占星術や数秘学の教鞭をとるほか、女性の健康と薬草療法に関する講義を行う。著書に『ハーブ占星術』などがある。
文/エリザベス・ブルーク 翻訳/海後礼子
『家庭画報』2023年2月号 別冊付録「2023年 開運・招福術」掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。