EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>> 「何のお店かしら?と入ってこられるお客さまが多いんです」と話すのは2010年から約5年にわたり家庭画報本誌の「表紙の花」制作を手がけたフラワーアーティスト佐々木直喜さん。
入り口に立つ佐々木直喜さん。菰野(こもの)駅から徒歩5分、湯の山街道沿いに、小道を挟んでL字形の平屋が対に2棟建つフローラルショップ「NS komonokaen」を開店しました。
2棟の延べ床面積は約500平方メートル。生花があるのは西の棟。
この地だからこそできる特別な花屋さんにしたかったといい「空間の力を得て、花の美しさを余すところなく表現できる空間が欲しかったんです。表現者として見せたいものと売りたいものが一致したのがこの場所。こだわったのは本物の自然素材ならではの存在感。天井の米松、床の巨石、地元の白土の壁……。花が最高に輝く空間を作りました」と熱く語ります。
西の棟。そして東の棟は、さながら観葉植物の美術館。大型植物から珍しい多肉植物まで、似合いの器に入れられて展示されています。
東の棟。カップを手に東西の棟を回遊するお客さまが多いのは、カウンターで販売されるハンドドリップのコーヒーと居心地のいいベンチがあるから。
カウンターではコーヒーを販売。平均滞在時間が約30分という異例の長さもうなずけます。
ボックスアレンジ「NS haco」8800円から。佐々木さんやスタッフが作る端正な花束やオリジナルパッケージのアレンジのほか、好みの花を自ら手に取って選び出すこともできるそう。
オリジナルパッケージ「NS COCOLO」。Sは4400円、Mは6600円。まさに花好きにはたまらないフラワーショップの誕生です。
Information
NS komonokaen
三重県三重郡菰野町宝永台31
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2023年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。