テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた
横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。〝生活の中に、美が息づく〟そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。
LESSON9
ゆっくりと楽しむ休日のブレックファストテーブル
ウイークエンドにはゆっくりと朝食をいただきながら一日をスタートさせているという横瀬多美保さん。ブレックファストテーブルのアットホームなコーディネートは、まさにカジュアル・リュクスな趣です。手軽で効果的に秋らしさを取り入れる方法などを教えていただきました。
「アトリエジュンコ」のテーブルクロスに、窓からの光が美しい陰影を描く。
Tips1
自分のための心地よいコーディネートを
週末になると、多美保さんは普段使っているダイニングテーブルではなく、窓辺の丸テーブルに朝食のセッティングをします。いつもの朝ごはんもテーブルとコーディネートが違えば気分も変わるもの。陽だまりの中でソファに腰掛けながらの朝食は、リラックスした雰囲気が漂います。居心地の良い空間で家族と何気ない会話を交わすひとときが、何よりも心に潤いをもたらしてくれるのだそう。ゲストを招いてのおもてなしの日ばかりがコーディネートを楽しむ機会ではありません。日常の暮らしのシーンを、自分のために美しく整えることが、心のゆとりにもつながっているのです。