簡単お正月デコレーション 第1回(全3回) お正月迎えの準備がちょっと楽しくなる、誰でもできるデコレーションアイディアを3回にわたってご紹介しましょう。 01:お洒落なお正月飾り(この記事) 02:
食卓が華ぐ、箸置き&プレースマット>> 03:
気持ちを贈るぽち袋&ミニギフト>> 教えてくれた人/阿部美恵さんスチール撮影で美術や小道具のスタイリングを手がけるプロップスタイリスト。食からハイジュエリーまで、撮影コンセプトに沿って作り上げるクオリティの高いプロップは、カメラマンからの信頼も厚い。『家庭画報』をはじめとする雑誌や広告で活躍。
蛇腹に折った紙に、市販の造花や水引をつけたお正月飾り
玄関先やお部屋に飾って、お正月を寿ぐお飾り。ちょっとした材料で、実はとても簡単に手作りができるんです。
蛇腹に折った紙の中央を針金で結び、蝶々の形に。結び目に針金やボンド、グルーガンで水引や造花をつけるだけで、こんなに立派なお飾りに。用意するのは紙と市販の造花や水引、細い針金(または紐)とグルーガン(またはボンド)。紙は折り紙よりは厚め、厚さでいうと70~75Kgのものがおすすめ。サイズはお好みで、作りたいお飾りの大きさに合わせてカットしてください。
造花や水引などもお好みでかまいませんが、針金やボンドを使った部分を隠す意味もあるので、少しボリュームのあるものを選んでみました。
グルーガンは最近では格安雑貨を扱うお店でも手に入るようになりました。ボンドより繊細な作業がしやすいですよ。
お洒落に見せるコツは「色の組み合わせ」にあります
作り方は至ってシンプル。蛇腹に折った紙の中央を針金で留め、そこに飾りをつけていくだけです。最後に造花などで隠れてしまうので、針金やグルーガンをたっぷり使って留めても大丈夫。
素敵に仕上げる最大のポイントは色合わせです。市販品とはひと味違う、モダンな雰囲気を目指しましょう。よくある紅白の組み合わせでも、赤い紙に白い造花だけを使ってみると新鮮な雰囲気に。
ゴールドにモダンな紫の造花を合わせると、とても大人っぽい印象になります。清々しい白1色で作ってみるのも素敵ですね。
大きさ違いの赤い紙をそれぞれ蛇腹に折ります。大きいほうは蝶々の形にする際、一方が大きい扇状になるように中央より少しずれたところを針金で留め、小さいほうは中央で留めます。留めた部分を重ねてさらに針金で留め、そこを隠すように白い造花と金色の水引を飾りました。2つの蛇腹を少しずらすようにして、立体感やボリューム感を出すのがポイントです。白1色でも、純白や生成りなど少しトーンの異なる白をレイヤーすると温かみのあるお飾りになります。オーソドックスな松や木の実の造花を使っても、市販品とは違う自分らしさが出ます。お友達や家族と一緒に作って、お互いの個性を見せ合うのも楽しいでしょう。 撮影/大見謝星斗