今日、仏壇には現代の生活空間に合った大きさやデザインが求められています。そのニーズに応え、人々の暮らしに寄り添うようにと、有名デザイナーや建築家らが工夫を凝らしたインテリア性、芸術性の高い仏壇や仏具を誕生させています。暮らしのなかに新たな祈りの空間をもたらす“小さな本物たち”をご紹介します。
さらに小さな“心の拠り所”
小(ミニ)仏壇&手元供養
仏壇の小型化が進むなか、さらに小さくて置きやすい厨子、遺骨や思い出の品を納められる道具や、手元に置けるミニサイズの仏像など、よりコンパクトな祈りのアイテムが多種多様な形で増えてきています。
デザイナーの松葉孝夫さんが手がけるメモリアルオブジェはリビングや寝室など、プライベートな空間になじみやすい、アートピースのよう。
「供養のかたちに定型はなく、常に変化しています。仏壇がなくとも、嬉しいときや苦しいとき、身近に故人を感じ、手を合わせることができる“手元供養”こそ現代には適しているのではないでしょうか」と松葉さんは語ります。
大きく立派な仏壇でなくとも、身近に手を合わせることのできる心の拠り所があれば、それでよい ── 。日々の生活を穏やかに過ごすための心のパートナーとして、生活空間に合うものをご自宅に迎えてみてはいかがでしょうか。
各アイテムの詳細は下のフォトギャラリーでご覧ください。 小さなモダンラグジュアリー仏壇 新しい祈りの空間を求めて
表示価格はすべて税込みです。
撮影/本誌・西山 航、大見謝星斗 スタイリング/横瀬多美保
『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。