「美しい家具」と暮らす 第15回(全21回) おうち時間の質が求められる時代にあって、インテリアの世界では本物志向のハイエンド家具の動きが好調です。空間と時間の価値を高めてくれる、「美しい家具」のある暮らしを訪ねました。
前回の記事はこちら>> 美意識のある人が選んだ本物の家具
多くの人々に愛される名作から定番のアイテムまで――
各分野で活躍する美的センスの高いかたがたに愛用されている家具についてうかがいました。
「ジョージ・ナカシマさんとの記憶が甦ります」
「スパイラル」代表取締役/フォトグラファー 小林浩志さんミングレンⅡダイニング
桜製作所
「私はまず木から始める」と語った20世紀を代表する家具デザイナーのジョージ・ナカシマさんのテーブル。
「シンプルで端正ですが、存在感を感じます。時間の経過とともに深みが出るのが魅力。アメリカの工房を訪ね、板材を選び製作してもらいましたが、その1、2か月後にナカシマさんがお亡くなりになりました。日本人として最後にお目にかかったのではないかと思います」と話す小林さんの思い出の一品。/桜製作所
『家庭画報』2021年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。