「日々の器」を楽しむ 第5回(全7回) 今、器がブームといわれています。今回、取り上げるのは手頃な価格で、どんな料理にも合う汎用性がある普段使いの器。器ギャラリーがすすめる注目の作家の器を、おすすめのコーディネート提案とともにご紹介します。
前回の記事はこちら>> お茶の器をお洒落にコーディネートする
湯呑み、コーヒー碗、急須、ポットなど、お茶の器は他に比べて、手に触れ、口に触れる機会が多い器です。だから色や大きさ、形だけでなく、肌ざわり、口当たり、手にしたときの重さも考慮して選びたいもの。同時に、注ぐ道具であれば機能性も求められます。
お気に入りのポットに茶葉を入れ、湯を注ぎ、しばらく待つ……愛用の器を使えばその時間も愛おしく、さらに、毎日使うことによって起こる器の表情の変化も楽しみです。
“柔らかで優しい”器で洗練された華やぎを作る
「デザートカップ」巳亦敬一 作(径12×高さ7センチ)3520円、「zemmaiデザートスプーン」永島義教 作(長さ11センチ)4620円、「白化粧6寸皿」横山拓也 作(径18.5×高さ3センチ)5500円、「白釉真鍮取手土瓶」境 知子 作(胴径14×高さ17.5センチ)1万9800円、「椿 湯呑み」岩崎龍二 作(径7.5×高さ9センチ)3300円/すべてうつわ祥見 KAMAKURA温かみあるガラス器、大らかさを感じさせる土瓶、化粧土を重ねた豊かな表情のお皿、淑やかな色の湯呑み。さまざまな技法による“柔らかで優しい”印象の器で、ティータイムが自分自身を愛おしむ特別なひとときに。
下のフォトギャラリーで、「お茶の器のお洒落なコーディネート例」をさらにご紹介します。 撮影/本誌・西山 航 大泉省吾(関東・店) 内藤貞保(関西・店) スタイリング/阿部美恵 取材・文/鈴木博美 井伊左千穂 西村晶子(関西)
※掲載した器の問い合わせ先は、器ギャラリー紹介のページをご参照ください。器は手作りのため、仕上がりや大きさが写真や説明と異なる場合があります。器は一点物の場合、購入できないことがあります。器のサイズは5ミリ単位で計測しています。『家庭画報』2022年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。