ブランド家具の魅力を識る 第4回(全6回) ブランドの価値は、デザインや技術に加えて、決して置き換えのきかない世界観やストーリーを持っているかどうかで決まります。最良の家具を選ぶには、確かなブランドを見極めることが肝要。わが家のインテリアを格上げしてくれる、最高峰のブランド家具を紹介します。
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美意識がつまったこだわりの和柄ファブリック素材づかいやフォルムにアルマーニらしいこだわりが感じられる。バーキャビネット「ロイヤル」(W150×D60×H160センチ)858万円 コーヒーテーブル「プレイ」(W100×D40×H60センチ)22万4400円 テーブルランプ「ルービック スモール」(W24×D24×H29センチ)43万3400円 チェア「アンドロメダ」(W69×D61×H176センチ)各69万7400円 クッション「ジャパン」(W40×D40センチ)各4万6530円 サイドテーブル「レミー」(W40×D40×H40センチ)32万2300円 グラス「ゴメズ」(径9.3×H25センチ)1万2540円 ラグ「ジーン」(W300×D400センチ)376万2000円/すべてアルマーニ/カーザイタリア流 東洋のエレガンスが息づく
ジョルジオ・アルマーニの美意識が結実したホームインテリアブランド、「アルマーニ/カーザ」。その最新コレクションは、イタリアモダンの中にアール・デコとオリエンタリズムが調和した、唯一無二のオブジェで構成されています。
例えば、紙とコットンを織ったファブリックを用いたバーキャビネット「ロイヤル」はシンメトリーなフォルムが端正で、どこか畳のような趣が。また、直線を強調したテーブルランプ「ルービック」や「ルーニー」も日本の行灯を想像させます。
加えて、「アルマーニ/カーザ」といえばイタリアンメイドのファブリックの美しさに定評がありますが、最新コレクションでは本国のクラフツマンシップが生み出した和柄モチーフも目を引きます。和の空間にしっくりと調和する趣を備えた洗練のオブジェで住まいを彩ってみてはいかがでしょう。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 撮影大泉省吾 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/冨部志保子
『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。