銀座の“粋”と“情熱”の物語 第6回 この街を愛し、支えている銀座人たち。1丁目から8丁目までの町ごとの会、並木通りや中央通りなど、通りごとの会など、組織の数は、なんと30以上。銀座の“横のつながり”の強さには驚くばかり。代々にわたって老舗を守ってきた人たちも、銀座で新たに店舗をスタートさせた人たちも、より心地よく美しい銀座になるように協力し合って街づくりに心を砕いています。そんな銀座で見つけた、とっておきの人、モノ、コトをご紹介します。
前回の記事はこちら>> 年末の大掃除もこれで安心。簞笥も机も三味線も素早くきれいに
佐々木商店の「つやふきん」でぴかぴかつやつやに
明治元(1868)年創業の喫具の専門店、佐々木商店。
コラムニストの泉 麻人さんのおすすめは「つやふきん」です。
カイガラムシから抽出した蠟をしみ込ませたつや出し布は、元々はパイプを磨くためのものでしたが、テーブルや簞笥など木の製品なら何でもピカピカになるという優れもの。
「古風な紙パッケージの解説を読むと、昔の日本家屋の生活風景が浮かび上がってくるよう」と泉 麻人さん。1000円/佐々木商店化学薬品等を使用しないエコロジーなお掃除アイテムが、忘れさられかけていた、古きよき日本の生活の知恵を思い出させてくれます。
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/本誌・西山 航(静物) 取材・文/清水井朋子
撮影協力/教文館4階エインカレム ぎんざ空也 空いろ 銀座若菜 佐々木商店 東京鳩居堂 銀座本店 和光
『家庭画報』2019年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。