レンガの小道が似合いそうなアンティークな雰囲気のブーケ

2月5日の贈り花

ショップの周年記念にアンティークな雰囲気のブーケを贈る

セレクトショップの2周年記念に贈る花を作りました。ご依頼くださったのは、そのお店の顧客の方。小さいけれど、洒落た雑貨やファッションアイテムが揃っているお気に入りのお店だそうです。調べてみると、アンティーク風の味わいのある家具が置かれた空間に自然光がたっぷり降り注ぎ、気持ちがよさそう。

お店の空間になじみつつ、存在もアピールできるようなブーケにするには、どんな花合わせ、色合わせがいいだろうか、と考えていると冬の日の午後、少し赤みを帯びてきた光が注ぐレンガの小道の景色が浮かんできました。「黄昏のレンガ路」、そういえばエルトン・ジョンのアルバムにそんなタイトルがあったな～。


そんな情景を花で表現してみたのがこのブーケです。不思議なつや感のあるラナンキュラス ラックスのクリーム色〜淡いオレンジ色、花びらの縁に少し墨色のある染めのスイートピー。使った花は2種のみですが、濃淡の色合いに深みがあるので奥行きがあります。 もう一つのこだわりが花形で、ラナンキュラスもスイートピーも花びらがひらひらとしています。軽やかながらボリューム感もあり、華やかさも感じられる、花びらのひらひら感がこのブーケを引き立てていると思います。

「黄昏のレンガ路」は英語で「Yellow Brick Road」。これはミュージカル映画『オズの魔法使い』の、オズ王国に通じる黄色いレンガ道のことを指しているといわれています。あれ、たしか2月1日に、ダリアのオズの魔法使いをご紹介したばかり。染めの花色が醸し出す魅惑的な世界は、魔法の国へと想像をふくらませてくれました。

仕上がったブーケを眺め、お店の中心にあったアンティーク風のテーブルの上に飾っていだたけたら似合うなと思いました。

【使用花材】
ラナンキュラス ラックス
スイートピー（クリーム色〜ブラウン系の染め）

贈り花のヒント
贔屓にしているショップに贈り花をすると、オーナーやスタッフの方にとても喜んでいだたけます。周年記念だけでなく、オーナーの誕生日などに贈るのもありかと。ファッションアイテムや雑貨を取り扱うショップの場合、店内の雰囲気を損なわない花にすることが何より大切です。アンティーク風なのか、スタイリッシュなのか、またロマンチックなのか…。お店においてある商品をひとつ思いだし、その色合いに合わせて花を選んでもよいと思います。大きすぎるブーケやアレンジは置く場所に困るので、小ぶりにまとめるのがおすすめです。

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